Gメン75 制作エピソード −今回は「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約、引用− ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _) |
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★★ ↑凄まじいカーアクション! ↑執念の張り込み |
No.257 大暴走! 囚人護送車 (脚本)高久進(撮影)内田安夫(監督)鷹森立一 (出演)鳥居恵子、遠藤真理子、志方亜紀子、古尾谷雅人、梅津栄、 谷本小夜子、川島祐介ほか ★中島はるみはピッカピカの女優一年生−週刊TVガイド誌より− ■吹雪役の中島はるみ。相手を投げるシーンで、逆に自分がひっくり返るなど悪戦苦闘の 連続で泣きベソ顔。若林豪から「まだまだこれからが本番。早くGメンの一員になれるよう ビシビシしごく」と言われ、またまた泣き顔。 それでもアクションを教えるスタッフに「なかなかカンのいい娘だ」とほめられやっとニッコリ。 ==================================== カーアクションをふんだんに取り入れた快作。 今回の見所は、冒頭の吹雪杏子刑事の合気道シーンや『COFFEE柿ノ木』での潜入捜査、 来店した暴走族との死闘など。また吹雪刑事にちょっぴりヤキモチを焼く亜子ちゃんの 心理描写にもご注目。 週間TVガイド誌の作品紹介記事によれば実際のアクションシーンの撮影はなかなか大変 だったようだが、合気道に精通した吹雪刑事の設定を垣間見れる貴重なシーンである。 実はこの作品。愛知の地上波再放送(86年6月〜90年2月・CBC)では欠番となったが、 10数年を経た岐阜放送の再放送でリアルタイム以来20年ぶりに再会できた幻の作品 であった。 CBC(中部日本放送)によると、欠番理由はマザーテープの欠損ということであった。だが、 東映側に保存してあるフィルムは無事だったことがこれで立証されホッとしたのは私だけ ではあるまい。(^^)しかしかなり変色しており、できるだけ早い時期にニュープリントDVD化が 望まれる。『Gメン75』に限ったことではないが、過去の名作は二度と制作できない文化財で ある。経年劣化を考慮した保存、公開を願わずにはいられない。 ※2006年12月9日、ニュープリントによるCS放送でファンの願いは叶うこととなった。 −あらすじ− |