メン75制作エピソード  
    −今回は「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約引用

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)

 

 ↑宙を飛ぶレーシングカー
 


 
  No.237  カーアクション 
 
             強盗団 
           
             (脚本)掛札昌裕(撮影)吉田重業(監督)山口和彦
                (カースタント)高橋レーシングチーム

             (出演)范文雀、古尾谷雅人、重田尚彦、河合絃司ほか

 ★運転している人はいいけれど・・・!?
 今回は、カーアクションの場面がたっぷりある。それを聞いて喜んだのは、A級ライセンス
 を持つ千葉裕。
 彼の出番は、ほとんどスタントマンを使わない。スピンターンなどお手のもの。
 たまらないのは伊吹剛、宮内洋ら同乗者。意気揚揚と車から降りて来る千葉裕を横目
 に、真っ青な二人は、声も出ない。
 
 ★
<特報>クラスの力の入った予告編で期待感が高まったが、Gメンでは珍しく見せる
 アクションのみに徹した作品。
 放送された79年12月15日当時、刑事ドラマの中で一際派手なアクションで話題を
 さらった「西部警察」(テレビ朝日、石原プロ)があった。
 10月からスタートした同番組の前身でもある「大都会PARTIII」(NTV、石原プロ)から
 の路線を受け継ぎ毎回ドギモを抜くような映像で人気を博していた。
 そんな時代背景もあり、元祖アクションドラマを手がけた近藤照男氏も、対抗意識を燃やし
 たのであろうか、「キイハンター」のような凝った展開もなく、ストレートな作風で勝負?
 カーアクションも然る事ながら、田口刑事役・千葉裕氏の抜群のハンドルさばき、バイク
 アクションも見所。
 画面いっぱいにスリリングなカメラワークで描かれるアクションシーンは「キイハンター」
 など一連のアクションシリーズを制作したスタッフお得意のテクニックであった。
 また、事件発生から解決までの出来事を時を刻みながら描いてゆく手法も、緊迫した
 展開を盛り上げていた。
 この手のビジュアル・アクションはどうしても人間描写が薄くなりがちとなるが、強盗団
 の犯行動機、その末路の描き方にGメンらしいハードボイルド・テイストが感じられたのは
 救いであった。
 
 
あらすじ
 

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