メン75エピソード・ガイド  
  
   制作エピソードがない作品はあらすじのみ紹介して行きます。


    
 
 

  

 

 
↑No.230
 東側共産圏の暗殺組織!
 
 




  




 
No.230 零下50度からの逃亡者
         (脚本)高久進(撮影)内田安夫(監督)鷹森立一
         (出演)JASON GREGORY、CATHERINE SYDEE、JERRY KUKLEWSKI、
              BALERIE LAUGLIN<村越伊知郎、太田淑子、池永通洋、田中真弓>
              久地明、鳥巣哲静、信実一徳、井上邦道、武島麻美、高田早苗、久木念、草野純三
              那須清、高野隆志、石川洋子ほか

  
中日新聞より

 −あらすじ− 
 
 ヘリコプターとカーアクションを交えたクライマックスも見物な国家的ハードボイルド・アク
 ション編。東西冷戦時代の世相を背景に、国家反逆罪に問われた国際的なピアニスト
 が文化交流の為、来日。秘密警察の執拗な監視の眼を掻い潜り自由の国・アメリカへ
 亡命するまでの過程を、親子の愛情、夫婦愛を交えて描く秀作。

 この手のストーリーは、近藤照男プロデューサー、高久進氏お得意の分野。
 「キイハンター」タッチの展開も元祖ハードボイルドならではの切れが感じられる!

 高速艇を利用し日本に潜入する某国諜報部員の不気味な暗躍は、今もなお現実に
 存在する国家的脅威であり31年を経ても何ら変わることがない点に驚かされる。
 
 島谷刑事、南雲警視加入当時は、沖縄問題をえぐった作品や今回のような国家間の
 陰謀を絡めたいわば原点回帰を思わせる作風が相次いだ。
 「西部警察」「熱中時代・刑事編」「噂の刑事トミーとマツ」などまだまだ個性的なドラマが
 凌ぎを削っていた時代。Gメン75も、ご多分に漏れず元祖社会派ハードボイルドを
 感じさせる作風で勝負。

 尚、冒頭、東ヨーロッパの全景が映し出されるが、78年に北欧デンマークでロケした
 風景映像が東欧某国・ニコライ共和国として流用されていた。
 (場所は、ドラゴア)
 クライマックスのヨットハーバーは逗子マリーナで撮影。
 
 この作品は、シナリオも手元にあるので近いうちに本編との違いを検証してみたい。
 
 
 


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