メン75制作エピソード  
        −今回は「週間TVガイド」「中日新聞誌番組解説欄より要約引用

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)




 
 
  漁業200海里問題の
 
 惨劇!

 

 No.153
 魚の戦争 

  
掲載誌不明

  番宣写真は「魚の戦争」。78年のいつ頃だったかは不明だが、(おそらく78年5月〜11月
   頃)メンバーが最も安定していた時期。この時期ですらメンバーの入れ替えが検討されて
 いたということを匂わせる資料。末尾の”またいつかヒョッコリと・・・”の部分。
 一般の感覚ではあり得る考え方だが、今から思えば、Gメンではほぼありえない企画で
 あった。(残念^^;) 


 ★エッ 生放送なの?!−週刊TVガイド誌より−
 今晩の「Gメン75」は初の山陰ロケ。松葉ガニの水揚げでにぎわう境港の魚市場をはじめ、
 海上保安庁の巡視船<くずりゅう>も登場する。
 容疑者が漁船で領海すれすれまで逃亡、<くずりゅう>は、15度の非常時急回転で、波を
 けたてて追跡、領海寸前で追いつくシーンは迫力満点となった。
 山陰放送ラジオもこのロケを取材したが、担当の女性アナが純真なヒト。
 スタッフの冗談も真に受け、「若林豪さん、独身ですってネ」
 「ハイ独身、子ども五人です」
 「森マリアさんは?」
 「子どもいるけど、アタシ独身よ」。
 胃薬を飲む若林には「脱腸苦しいですか」
 「ハイ」
 最後に一同、「冗談の部分はあとでテープをつまんでネ」といえば「ナマだったの!」

 

 

 
この画像がラブリーチャンネルに掲載されていた。
 海上保安庁職員と山田刑事役・藤木悠さんがガッチリ握手!

 
 
◆コラム
 Gメン75FC消滅後、作品を一話ずつ振りかえるアナログ誌「Gメン75」(No.1〜252話−中断)を制作して
 いました。そのときの原稿にしたのを思い出し発見!<1986年〜88年 管理人制作。>
 当時のスタッフや一部のキャストに配布してましたね。テレビジョンドラマ誌でも発表したことがありました。
 制作中断は、単に管理人のやる気が後退したこと^^;。地上波再放送で欠番が生じて心が折れました。^▽^;
 その流れを組んで一念発起し、2000年6月から作っているのが今のこのHPです。

 


 
★−中日新聞より− 
 CBC(注:中部日本放送)「Gメン75」がこのほど荒波高い日本海の漁港、鳥取県境港で
 一週間にわたる大規模なロケ。
 地元の漁業組合が差し入れてくれた松葉ガニに出演者は大喜び。
 特に大好物という森マリアと若林豪は競い合ってたいらげ、すっかり満足気。29日放送。

  
中日新聞番宣記事

  
週間TVガイド誌
 
 
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★「キイハンター」からのシリーズで数えても初の山陰ロケだった。
 1話のみの山陰編であったが、素朴な風景や荒れ狂う日本海を舞台に、日本・ソ連
 (現・ロシア)間で問題となった<漁業200海里>を絡めた当時の世相が覗える作品
 だった。
 
 クレジットされていなかったが、海上保安庁全面協力のダイナミックなクライマックスは
 圧巻である。(タイアップ先の「米子皆生グランドホテル」。こちらもクレジット漏れ?^^)
 設定では、韓国、北朝鮮、ロシア、日本にまたがる領海ギリギリまで草野刑事らは
 船に乗せられて・・ということだが、実際のロケは日本側で撮影。
 今なら、ミサイルが飛んできそうなエリアですね。。

 国家間の戦略と海にしがみつくしかない猟師の一家族を通して描かれる人間模様を
 Gメンの潜入捜査を交えて描かれる社会派作品。
 劇中、草野と中屋が家族を騙すことについて意見交換するシーンにちょっと笑いが添えて
 あるのも職務遂行のGメンの顔と職務を離れた人間の顔の両面が垣間見えて面白い。 
 
 
翌年、大学に進学した私は、同じ授業で鳥取出身者と出会い、山陰放送ラジオの件を
 尋ねてみた。Gメン75を特に観ていた者でなくても、この時のロケ報道は記憶にあった
 ようで、初の香港・マカオロケに似た地元の歓迎ぶりが伝わってくるようだった。

 
私が鳥取在住だったら、ラジオ番組も余すところ無くチェックしたのだが・・。
 残念であるが、今となっては上記の記事のみで当時の人気ぶりを疑似体験するしか
 方法がない。


 
あらすじ
 

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