メン75エピソード・ガイド  
  
   制作エピソードがない作品はあらすじのみ紹介して行きます。


    
 
 

 

 
↑No.10
 セスナから投下された
  ブツはマフィアの・・

  


 
 

 No.10 大空の
      身代金 

        (脚本)高久進、佐藤肇(撮影)浅井宏彦(監督)佐藤肇
        (出演)中丸忠雄、今井健二、工藤明子、平泉征、斎藤浩子、菅原清人、森佑介、相馬剛三、
             峰洋子、五野上力、小笠原剛、鹿地史郎、白井克明ほか

  
当時の新聞記事(提供:Fさん)

 
大空の身代金 の基本プロットは、キイハンターNo.65「俺たちは殺人者」。
 初期Gメンは、国際的視野と感覚を持ち込み、できるだけドライに事件を見つめる
 スタンスを強調したかったのかゴツゴツとしたドラマ展開が目立つ。
 細かい突っ込みはいいんだ。これがGメン75が目指す路線なんだという初期ならでは
 のこだわりが実に興味深い。
 
 マフィアがなんとまぁ、河川敷に敷物を引きながら、上空のセスナに指示。ブツを地上
 に落下させ受け取るというガードマンもキイハンターもビックリな真昼間のダイナミック
 な取引。
 目撃者が必ずいるような場所で取引を強行するあたり、このマフィアの一員・緒形の
 危機管理意識の低さには苦笑してしまう。。
 Gメン史上オマヌケな敵BEST10をランキングするなら上位確定必至か?^_^ 
 川崎市と大田区あたりの河川敷で行うあたりかなり荒唐無稽な展開が初期Gメンの
 世界観となっている。

 クライマックスは、セスナで逃走を図るべく、結城警視正似のお父さんを拉致し飛行場
 へ向かう緒形クン。ここまでやっちゃうのであれば、関屋警部補か草野刑事には飛び
 立つセスナにしがみつくようなアクションシーンを与えてほしかったと思う。
 おそらく初期のシナリオではこんな展開が予定されていたのかもしれない。

 ゲストに中丸忠雄氏(結城とは別人)、斎藤浩子氏。

 Gメン75は通常の刑事ドラマとは違う、しかし、キイハンター以降の路線とは毛色を変え
 たい・・というスタッフの揺れ動く想いが感じ取れる一作である。


 −あらすじ−<参考:キイハンターNo.65
 

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