プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・



No.65 
俺たちは 
       殺人者 
        
 69年6月28日放映)
 
 

 脚本・高久進  撮影・佐々木祐二
 監督・村山新治 
 出演者・啓子、吹雪、島、ユミ、風間  
 主役・島
 ゲスト・戸浦六宏、宮口二朗、佐藤晟也、
     高見エミリー、ハーマン・ルイスほか

 

































 

 ☆どこかで観たストーリー展開、、と思っていたら
 今回のプロットは後の「Gメン75」No.10「
大空の
 身代金
」。島ちゃんの役は津坂刑事に継承されて
 いる。
 治外法権に守られた大使館の中で、いつ横暴さを
 爆発させるかわからない殺人者から人質を庇い
 ながら次々と必死の脱出を試みる島の活躍を
 中心に、時間経過の緊迫したタッチで描くサスペン
 ス・アクション編。

 さて、この頃のTVガイド誌(6月14日号)に当時
 人気を博していた同じ東映系のアクションドラマ
 「プレイガール」の面々とのやりとりが掲載されて
 いた。題して−ボウヤの逆襲−(以下抜粋)
 ==========================================
 東映撮影所で「プレイガール」の緑魔子、桑原幸子
 といった魔女たちが谷隼人をつかまえて、
 「や〜い、キス・ハンター」とイビリました。
 すると、あのオトナシイ谷隼人が途端に怒り出し
 ました。
 「『キイハンター』は視聴率25%の僕の大事な番組
 です。悪ふざけはやめてください。」
 魔女たちはシュンとなって、「ごめんなさい!」

 
−あらすじ−
 殺人を犯し、競馬場の売上金5億円を奪った滝上
 をボスとする北岡、南波の三人組強盗団。
 横暴な彼らは某国大使館に逃げ込み、真紀子夫人
 、秘書官の野津、女中のルイザを人質に立てこもっ
 た。
 3人は吹雪がFBI捜査官だった頃にマークしていた
 ギャングだった。彼らは大使が本国に帰国中と
 と知っての計画的な潜伏。隙を見て国外脱出を
 狙っていた。脱出する貨物船が出航するのは
 午後4時。それまで治外法権の大使館に隠れて
 いるつもりだ。
 島はセールスマンに化けて大使館へ乗りこんだ。
 敵の行動を吹雪に連絡する為わざと捕まったので
 ある。
 だが、滝上らの監視で思うようにコンタクトが取れな
 い。刻々と迫る出航までのタイムリミット。
 滝上らは足手まといとなった人質を殺そうとする。
 島は人質を庇いながら、何度か脱出を試みるが・・。



 

 


No.66 
本日開店 
     怪盗ルパン 
        
 69年7月5日放映)
 
 

 脚本・池田雄一  撮影・村上俊郎
 監督・小西通雄 
 出演者・黒木、啓子、吹雪、ユミ、風間  
 主役・黒木、啓子、吹雪、ユミ、風間
 ゲスト・北原義郎、高宮敬二、
     ハンス・ホルネス、
     ロルフ・ジェーサーほか

  























 

 ☆映画「五人の軍隊」を取り終えた丹波哲郎氏が
 久々に復帰。大掛かりな金の密輸組織を相手に
 啓子や吹雪らとともに奇想天外な作戦で黒幕を
 焙り出して行くという今回。
 ボスがいるだけでこうも画面が引き締まるのか、、
 と感じさせてくれる。
 マジシャンとして潜入する啓子さんのテクニック、
 髪型を変えたユミちゃんなど見所も多い。
 全員での合同捜査モノだけに島ちゃんもシビレル
 技で画面を飾ってほしかった。
 敵を仕留めるキイハンターたちのラストシーンが実に
 爽快な一作。

 
−あらすじ−
 レバノンのベイルートから西洋人夫妻が来日した。
 吹雪が空港からマーク。夫妻は吹雪の罠にかかり
 風間、啓子が彼らの所持品を偽物と摩り替えた。
 ブツは密輸された金塊だった。
 黒木らはレバノン−台湾−日本を股に駆けた国際
 金塊密輸ルートを内偵していた。
 密輸された金の延べ棒は、一旦、柿沢という男の
 手に渡り、そこから謎の男ミスター・ゴールドへと
 渡される。
 だがミスター・ゴールドは謎に包まれた人物で本名も
 国籍も居場所さえも不明。
 黒木は、彼の正体を暴く為、柿沢とゴールドの仲を
 裂く作戦に出た。
 金の密輸組織が赤坂の中華料理店を中継地点に
 していること、店の支配人が柿沢で、組織への連絡
 方法を知っていること。
 この情報を基に、黒木は啓子を潜入させることに
 した。啓子はマジシャンに変装し、マジックを利用して
 柿沢の腕時計に小型マイクを仕掛ける。
 黒木はゴールドの仕掛けた殺し屋に扮して柿沢
 に接近するが・・・。
 

 

 

                                         ☆戻る戻る

                                         ☆TOPページへ戻る