No.204 殺人001 監房の男 (脚本)高久進、佐藤肇(撮影)下村和夫(監督)佐藤肇 (出演)三条泰子、西沢利明、南原宏治、田口計、 ダイアン・ハイド、ロビン・ヒュエットほか (登場レギュラー)啓子、吹雪、島、ユミ 、風間 / 小田切 (主役)小田切 ☆今回は犯罪組織を暴くため組織に接近しすぎた警官の末路を同期生・小田切 を通してハードボイルド・タッチに描く刑事ドラマ。 妻の死を通して私的な復讐心を燃やす警官と小田切の雪夜の対決。 二人の心の底を抉る心理描写は後のシリーズ・『Gメン75』を彷彿とさせるタッチで ある。悲劇の警官役を西沢利明さんが好演。 また、劇中に流れる曲「悲恋のアムステルダム」は『ザ・ガードマン』No.256「アムス テルダム空港の女」で藤巻潤さんが唄った曲。キイハンターではNo.134「ピストル 市場の女」で戸部夕子さん、そして今回は三条泰子さんが唄っている。 菊池俊輔先生作曲であることがその理由。 尚、この曲は『バーディ大作戦』No.5「キッスは殺しのパスポート」でも使用された。 その他、特筆すべき点は、予告編での表現。国際警察捜査官のことを<インター ポール>と記していた。 −あらすじ− 新しい犯罪組織が暗躍し始めた。組織は殺し屋・北見を雇って大量殺人を決行。 暗黒街を牛耳ろうとしていた。北見は犯行後、逃走。 一方、国際警察の南雲捜査官は、内部から組織壊滅を計るべく組織に接近。 息のかかったクラブに出入りするようになる。同期生の小田切は南雲を気遣う 反面、組織に深い入りしすぎることへの一抹の不安を隠し切れなかった。 小田切はキイハンターの吹雪とともに北見の行方を追った。組織は足がつくことを 恐れ、南雲に北見を消させようと企む。 ある日、帰宅した南雲は自分のホルスターから拳銃がなくなっていることを知る。 屋外での銃声を聞きつけ、現場へ行くと妻の泰子が倒れていた。 そこには南雲の拳銃が・・・。 殺しの現場を目撃した外国人紳士の通報で、南雲は警視庁に連行され、殺人の 嫌疑をかけられてしまう。 |
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