No.176 キャーッ! 幽霊屋敷で今晩わ (脚本)高久進(撮影)山本矩雄(監督)竹本弘一 (出演)国景子、賀川雪絵、近藤宏、杉江廣太郎、高島稔、 北島マヤ、田島れい子、沖倉邦子ほか (登場レギュラー)啓子、吹雪、島、ユミ /壇 (主役)啓子、ユミ ☆今回は女囚首吊り事件の真相を追って、感化院に潜入する啓子の活躍編。 モノクロ編No.29「その名は女番外地」、No.43「幽霊と5人の札つき女」などでも御馴染 みの女囚監房潜入捜査。 このパターンは『Gメン75』No.289「裸の女囚たち」へも継承されている。 洋館に出るろくろ首は今観ると恐くも何ともないが、バックに流れる劇伴は邦画「怪談・ せむし男」で使われた曲。暗闇のシーンとともに恐怖ムードを盛り上げている。 謎めいた事件の真相が徐々に明かされてゆく過程が面白い。ラストで判明する大掛か りな麻薬密造組織の正体は・・・?真夏の夜の娯楽作品。 −あらすじ− 中央感化院から脱走した女囚・寿子が感化院の隣にある洋館で首を吊って死んだ。 事件を知ったキイハンターのユミは、啓子らにあおられその屋敷に乗り込むことに なった。雨の夜、ユミは単身乗り込むが、そこでろくろ首の幽霊を目撃する! 黒木のマンションへ逃げ帰ったユミは啓子らに大笑いされるが、もういちど啓子を 伴ってその屋敷に向うことに・・・。 だが、啓子が目を放した時、ユミの姿は忽然と消えていた。途方に暮れた啓子は 洋館の中で拾った煙草を持って退散する。 そんな時、国際警察特別室の壇がマリファナ捜査の依頼を吹雪らに持ちかけて来た。 幽霊が出るという噂の洋館と女囚首吊り事件、そしてユミの失踪・・・、啓子は謎を 探るべく女囚として感化院に潜入する・・・。 |
|