No.105 世界殺人集団 南国の決斗 (脚本)池田雄一(撮影)下村和夫(監督)村山新治 (出演)小川真由美、岡田英次、鶴見丈二、丹羽又三郎、山浦栄、ロルフ・ジェーサー 相原昇、片山滉、守山竜二、鈴木健之、高須準之助、比良元高、溝口久夫ほか (登場レギュラー)黒木、啓子、吹雪、島、ユミ、風間 /村岡室長、小田切、壇 (主役)全員 ☆「キイハンター」カラー化記念特別企画。 No.92で初登場した宮内洋氏、No.104「足のある幽霊部隊」で初登場の中丸忠雄氏を加え 総勢9人体制がスタートした作品でもある。 宮崎でロケしたハードアクション編の第一弾!モノクロ編最終回である前週の本編の後、 カラーで<特報>が流された作品である。 ・・・と記憶していたが、2007年7月のCS放送で予告編の全容が解明された。 37年ぶりに再会したカラー化記念作品の予告。 通常の予告方式でナレーションもモノクロ同様「次の赤いシグナルは・・・」でまとめられていた。 ▼カラー記念予告編再現:画像をクリック 色彩鮮やかな南国を舞台に”新・キイハンター”の大活躍! 国際犯罪組織を追う黒木らの知力を尽くした潜入捜査、大草原でセスナを使ったハードアクション 、炸裂する黒木のチョップ!風間の決死の逃走劇!・・・など見所満載である。 そしてクライマックスで暴かれる組織の黒幕・・・。霞ヶ関ビルをバックに横並びで協力を誓い合う 特別室とキイハンターたちの印象的なラストもサービスされている娯楽作品。 ============================================================================== >>制作エピソード>> ★お色気?もアクションも倍増 カラー放送になる「キイハンター」 週刊TVガイド誌より(70年4月) −NWP夏目プロダクツ[キイハンター モノ・カラー版Act.III]掲載− @四月四日放送の”世界殺人集団・南国の決闘”からカラー放送になる「キイハンター」。 これを記念して九州の宮崎県各地で二週間にわたってロケが行われた。 南国宮崎の陽気に思わず裸になる谷隼人。恋人気取りで語り合う千葉真一と野際陽子。 ファンサービスにつとめる丹波哲郎。メンバーの表情が一様に明るいのはカラーになるためだけ ではなさそう。 「野際ちゃんや大川くんのお色気もいちだんとあがるだろうし、ボクのアクションもはえる」と千葉 は張り切っていた。 A昭和43年4月6日に放送を開始して以来、そのチームワークの良さと、千葉真一の目を見張る アクションに、平均視聴率28%をマークしてきた。いよいよ3年目に入り、今回からカラー作品 となる。千葉真一の猛烈アクションに、ますます磨きがかかるだろう。また、新メンバーとして 、国際警察特別室に小田切慎二役で中丸忠雄がレギュラー入りし、壇俊介の宮内洋とともに 国際警察行動隊員となる。 カラー放送は、南国宮崎のロケーションから始まる。丹波哲郎をはじめ、レギュラーの川口浩を 除いた面々と、新加入の中丸忠雄・宮内洋がロケに参加。猛烈アクション展開に一層の拍車 をかけたが、中でも宮崎が大好きという丹波、ファンの女学生と歌ったりの大活躍。 (注:小田切役の中丸忠雄氏は、厳密にいえばモノクロ編最終回No.104「足のある幽霊部隊」 より登場) −あらすじ− 羽田空港国際線到着ロビーで張込む国際警察特別室の村岡室長、小田切、壇。 彼らはマフィアの大幹部・ザンバーの来日をキャッチし、緊急逮捕しようとしていた。 ザンバーとともに空港から出てきたのは日本の外交官・小幡。 ザンバーに近づいた村岡の目の前で、小幡は何者かの狙撃を受け、<館脇氏の奥さんが危険> とだけ言い残して死亡する。 村岡室長の依頼で、黒木らキイハンターが事件の捜査を担当することになった。 吹雪の調査で、事件の背後に犯罪者を第三国へ逃がす国際的な逃亡幇助組織の介在が判明。 外交官も一枚噛んでいるとにらむ。ザンバーも組織の手により国外逃亡してきたらしい。 一方、外交官・館脇の妻・加奈子は謎の男の電話を受け、宮崎へ向うよう指示される。 加奈子をマークしていた啓子は、彼女と同じ便にチェックインしようとする館脇に近づき、 共に後を追って宮崎へ飛ぶ! |
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