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Gメン75などで好演された丹波哲郎さん追悼作品

 隣の女 −幽霊屋敷の殺人事件!!− 

2006.9.29(金)15:00〜17:54  関東のみTBSにて放送
「Gメン75」シリーズを彷彿とさせる地下射撃シーンに、黒木ボスを思わせる丹波哲郎さんの好演!故・近藤照男氏の遺作。
★Gメン75シリーズ ではないが、丹波さんのスタイルに「キイハンター」から受け継がれるスピリッツが垣間見える。

 
       
 

(脚本)酒井あきよし、高橋孝之介(撮影)松村文雄、 川口滋久(監督)佐藤純彌
(プロデューサー)
近藤照男、斉藤勢津子
(照明)本田純一、稲嶺 司、松村泰裕、森 紀博
(録音)
川田保、鴇田満男、宮村孟司
(VE)飯田 敦
(CA)安藤広敏
(スクリプター)森みどり
(編集)河原弘志
(VTR編集)石川高史、田中祥子
(効果)
原田千昭
(整音・選曲)
山本逸美、得居正昭
(装飾)
大晃商会 岡本国昭、佐々木理恵
(美粧)
入江美粧 入江荘二、入江勝代
(衣装)
東京衣装 天野多恵
(助監督)宮本忠栄、近永深生
(製作主任)赤坂幸隆、野崎竜一
(プロデューサー補)
多賀さつき
(番組宣伝)反町浩之<TBS>
(スチール)大木道明<TBS>、加藤光男
(振付け)伊賀康成
(ガンフェクト)ブロンコ、ビル横山、会田文彦
(擬斗)村上 潤
(テーマ曲)「あなたのいない世界で」
作詞:小西康陽、作曲:有近真澄、ストリングス編曲:村山達哉、歌:夏木マリ(readynadc international)
(劇伴)義野裕明
(車輌)カースタントTA・KA
(衣装協力)WHITE DOOR、AKRIS、DANA BUCHMAN、ミカレディ、MYTYA BLU、
UNIQLO、Talboto、SISLEY、NEXT、FILA、OILILY、imac、APPENA、ERQ、CESTLAVIE、
TZIH
(美術協力)マウスコンピュータージャパン、三洋電機株式会社、マスダ、ORIENT、エースバッグ、
REGALO、EDWIN、STUDIO ピプ
(技術協力)
映広
(撮影協力)LaQua、TokyoDomeCity、東京ドームホテル
オレンジ色の上記スタッフ、法人名は「キイハンター」〜「スーパーポリス」からの担当

(出演)中島淳子警部補(夏木マリ)/ 藤真利子/ 坂上忍/ 渋谷哲平/ 前田淳/ 秋山純/
     小宮久美子、斎藤清六、亀山忍/ 坂田聡、正希 光、堀 正彦、横山一徹、
     清家利一、西村陽一、田中正範、猪股克介、井殿雅和、小倉敏博、前川貴紀、水谷健、
     高橋 光、藤田むつみ/ 芸優/ 放映プロジェクト /ジャパンアクションエンタープライズ/
     前田 吟/ 新沼謙治/ 片岡警部補(梅沢富美男) / 黒沢室長(丹波哲郎) 
    
(制作)近藤照男プロダクション、TBS

− 概 要 −

☆主な登場人物  
警視庁特捜班
中島淳子警部補(夏木マリ)
---------------------
片岡警部補(
梅沢富美男
白石 悟巡査長(坂上忍)
---------------------
黒沢室長(丹波哲郎)

*劇伴は「Gメン93春」「Gメン75スペシャル(鬼沢)」のものも一部流用。 

☆検証

この作品は、月曜ミステリー劇場枠で放送を予定されていたと思われるが、何らかの事情で
お蔵入りになっていたようである。
丹波哲郎さん追悼番組として蔵出しされたときは、月曜ミステリー劇場再放送というような枠での
放送であったことが悔やまれる。
どうせなら本放送枠で、”追悼”とすべきだったと個人的には思う。

劇伴や劇中の小道具である新聞、セリフから撮影は、2003年頃と思われる。
2002年にはGメンのボス黒木警視正の後日談である黒木警察庁長官が単独出演する
軽井沢夫人」が放送された。

今回は、役名、設定こそ以下の作品とは一線を画するが、丹波哲郎さんのスタイルや、
地下射撃場でのシーンは、まさに『Gメン75』を思わせるシーンとなっている。
ちなみに作品のベースは、『キイハンター』No.158「
現金と舌を切られた女」。
現金輸送車を追跡する若い男を捕まえてみたら・・・・というシーンで気づいた^^;

 
参考作品
 「Gメン93春 第一級殺人の女」
黒木警視正(Gメン)
 「五つの顔の変装刑事 右京警部補ファイルE」
黒木警察庁長官(Gメン黒木と同一人物 であるセリフ有)
 「変装の達人!!警部・鬼沢平吉のファイルE」
黒木警察庁長官(Gメンスペシャルで関連付けがなされた)
 「Gメン75スペシャル 帰って来た若き獅子たち」
黒木警察庁長官(〃)
 「Gメン75スペシャル 東京・北海道トリック殺人事件」
黒木警察庁長官(〃)
 「軽井沢夫人」
黒木警察庁長官(シナリオ、本編とも明確な設定は記されていないがおそらく同じ)
 
※Gメン75スペシャルが終わった際、京本正樹氏によれば、Gメンの新作があればおそらくメンバーが変わるとの証言。
 原田大二郎氏のホームページによれば、「軽井沢夫人」が好評なら続編が作られる計画があったとのこと。
 本編の丹波氏のスタイル、警察庁潜入捜査官という長官直属の秘密組織という設定、過去の前例から『軽井沢夫人』
 は新『Gメン』のテストケースと考える方が自然ではないだろうか?


作風は、コミカルな要素を取り入れたサスペンスドラマであるが、
随所にファンサービスがあることから、『キイハンター』から続くシリーズの最終編として
扱ってもよいのではと思う。
奇しくも近藤照男プロデューサーも亡くなった2006年。この年に蔵出しされたことから考えて
何らかの縁を感じたのは私だけであろうか?

それにしても関東以外では放映されていないという事実。
TBSサイドの猛省を願いたいものである。。。。

☆ストーリー
現金輸送車が何者かに追跡され、先導していた白バイ警官によって追跡者が捕まった。
追跡していた若い男は、なんと警視庁特捜班の白石巡査長だった。銀行サイドは4年前、
同じ手口で犯行にあった苦い経験があり、警戒していた矢先のことだった。
白石は輸送車の不調を知らせようとしていただけとわかり釈放された。
そんなある日、とある銀行に覆面ギャングが押し入り、現金輸送車を襲撃。警備員を射殺し、
1億二千万円を奪って逃走した。
汚名を挽回しようと白石巡査長は、黒沢室長の指揮の下、捜査を開始する。
一方、銀行ギャングが逃げ込んだ家の隣には謎の女が潜伏していた・・・。


 

                                        
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