Gメン'75・横光克彦・幻のシリーズ 

『Gメン75』に幻のシリーズが実在した証・スチール写真を確認!!



▼関屋警部補亡き後、予定されていた横光克彦氏を迎えた新・Gメン75▼

 

黒木警視(丹波哲郎)
△△刑事?警部補?警部?(横光勝彦/現・横光克彦)
響圭子刑事(藤田美保子/現・藤田三保子)
草野刑事(倉田保昭)
津坂刑事(岡本富士太)
山田刑事(藤木悠)
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小田切警視(夏木陽介)
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結城警視正(中丸忠雄)


 
1976年1月3日、関屋警部補が殉職したのち、もうひとりのGメンが
 加わることになっていた。

 
横光勝彦(現・横光克彦)

 

 
▲平凡スタア 1976年3月号

 
 
2014年3月。福島テレビ20年史(1983年12月発行)を読む機会があった。
 なんと、1975年福島テレビの動き、社会の動き のページ(P.36 P37)に掲載されていた「 Gメン75 」
 のスチール写真!!
 まさに驚愕のシロモノ!それが、次のコレである。


 
 

 
▲福島テレビ20年史 (1983年12月発行)


 横光克彦氏は、同じ東映制作の「特捜最前線」でレギュラー・紅林警部補を務めたことは
 世に知られているが、

 

 
Gメン75のレギュラー候補だったことは、一部の関係者と、
 小田切警視役でGメン75 に関わった 夏木陽介氏の著書「好き勝手」(講談社刊)
 
で以下のように 記されてるのみである。


 
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そう。そのあとすぐ、横光克彦さんが入る予定だったんだけど
 横並びのオープニングタイトルを撮って、翌日、アップを撮るってときに、彼が
 衣装のネクタイを勝手に変えたら、近藤プロデューサーの怒りを買ってクビになっちゃったんだ。
 通称・ネクタイ事件と呼ばれている。(笑)。
 それで後任が登場せず、しばらく六人体制でやった。


 

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1976年No.80 暗闇の密室殺人(脚本/池田雄一、撮影/吉田重業、監督/山内柏)
 2年後の1978年。No.140 十五年前の遺留指紋(脚本/高久進、撮影/吉田重業、監督/小西通雄)
 で2度目、3度目のゲスト出演は実現したものの、レギュラー化へのタイミングを逸したのか
 Gメン75 では横光克彦氏の活躍を観ることはできなかった。

 横光克彦氏のGメンでの役名は、不明だが、
 もし、関屋警部補泣き後の、警部補あるいは、警部役だったら
 どんな活躍をしていたのであろうか?

 今となっては、知るすべもない。

 これもご縁。
 
 そのGメンの歴史。
 30年以上の時を経て、今、横光克彦Gメンの姿を目にすることができたのは
 奇跡であろうか。

 福島テレビ20年史(1983年12月刊行)
 
 刊行30年以上、スチール写真の存在すら知らなかった私だったが
 何かの引き合わせのように、この幻のオープニング制作画像に出会えたご縁。
 ここに記録して、すばらしき「Gメン75」を語るうえで、後々参考になれば幸いである。



 


 
 



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