No.19 東京−網走 同棲時代コンテスト
        
(脚本)池田雄一(撮影)下村和夫(監督)小西通雄
           (出演)川崎あかね、小野川公三郎、角梨枝子、佐々木功、竜崎一郎、人見きよし、
               滝良子ほか


 ☆北海道ロケの第二弾。前回のNo.14「
真夏に死人はスキーする!」では旭川、大雪山。
 そして今回は、最果てのオホーツク海と網走、知床半島付近での大掛かりなロケが見物。
 クレジットされてないが、協力は東亜国内航空、知床海浜ホテル。
 劇中でしっかりとセリフでPRされ、タイアップを感じさせてくれるシーンが笑えます。
 「同棲時代」という劇画、歌がヒットした当時の背景と、若者達の価値観の変化をベース
 にするという世相を充分反映した内容は近藤照男プロデューサーお得意の手法でもある。
 当時、若き日々を謳歌した方々なら共感できる部分有り、そしてノスタルジックな気分に
 させてもくれる作品である。
 また、見所は何と言っても町の探偵、探偵学校生徒が活躍するドラマとは思えないほどの
 ダイナミックな展開である。
 陸、海、空に展開する大追跡シーンはハリウッドを完全に意識していると思われるほどの
 絵!ヘリに飛び移る谷隼人氏の映像トリック一切無しの捨て身のアクション!
 アクションファンなら堪能まちがいなし?と思われる迫力満点の作品。
 オホーツク海に展開するスリル!サスペンス!そしてハードアクション!!

−あらすじ−
 悪徳代議士との闇取引。その現場で一億円の黒い政治献金が授受されようとしていた。
 その現場へ二人組のギャングが押し入ってその一億円を奪い、逃走した。
 取引現場となったビルの中では、別室でテレビ局主催の<同棲時代コンテスト>が
 開かれていた。追い詰められたギャングは、強奪した金をコンテストの優勝商品である
 モーターボートのライフジャケット内に隠し、姿を消した。
 警視庁の追出刑事は、不審な二人組ガードマンを発見。尾行を開始する。
 そんな時、アイフル探偵学校では、依頼者獲得の実習が行なわれていた。
 そこへ本物の依頼者が現れる。
 見知らぬ男と駆け落ち。同棲した娘を探してと言う母親からの依頼。
 いかにも成金という母親に目をつけた涼子は、調査に闘志を燃やす!
 同棲といった風潮に反発するマリは、何としても母親の期待に応えようと、闘志を燃やす!
 その娘・ケイコはコンテストで優勝した女性と判明。
 母親と共に優勝旅行先である北海道・網走へ飛ぶ!
 そこで待っていたのは、一億円を強奪したギャング二人組。
 金を奪い返そうと、チャンスを覗う。
 一方、事件を追っていた追出も北海道へ。
 そしてもう一人、黒い金を狙う謎の男がいた・・・・。

 



何もないから・・・
  俺達は自由でいられたんだ・・・!

 

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