No.7 今晩わ!悪魔のノック 
             (脚本)池田雄一(撮影)浅井宏彦(監督)村山新治
             (出演)渥美マリ、寺田農、渥美国泰、北島マヤ、宮口二朗、安岡力也ほか


 ☆某元知事がゲスト出演というわけではないが、涼子の金儲けへの執着心の深さが随所に描かれる
 シーンが面白い。桜田警部は非番?で出番なし。
 涼子は<
アイフル探偵学校>経営の傍ら、<探偵社・アイフル>も経営。
 生徒や講師を実習という名目でスタッフとしてこき使っていることが明確に描かれている。
 今回は、莫大な遺産を相続する男と女の魑魅魍魎とした深層心理を描くミステリー・サスペンス。
 小説家志望の大介が犯罪に絡む女の心理の裏側を探ろうと鋭く考察するシーンも見物。
 夫婦の愛情を知り、妻が罪を重ねないよう救おうとする
裕二
 妻は夫を欺き愛情の裏には別の顔があると睨み、徹底的に追い詰めようとする
大介
 同じ事件を捜査する二人の、事件の捉え方の違いによる
対立が見所である。
 国際的なLSD密輸ルートと暴走族集団が絡み、意外な結末を迎える。
 最後まで目が離せない展開である。

 ちなみにマヤが地面から拳銃を取り出すシーンにかかっていたBGMは、再放送でのGメン75
 No.88「パリ−紺碧海岸 縦断捜査」でも使われていた。
 小田切警視と朝吹みさおがニース城跡までドライブするシーンで使われていた曲である。

−あらすじ−
 大介は、井沢家に調査報告と調査報酬の請求書を持ってやって来た。
 家の主である井沢からの依頼で、息子・良彦の妻・マヤの素性を探ってほしいという依頼だった。
 井沢家の莫大な財産を狙っている疑いがマヤに向けられていたのである。
 マヤをかばう良彦だが妹の公子は、父同様マヤを疑っている。
 大介が部屋に入るとそこには何と、井沢の死体があった!
 そして部屋から飛び出してきたマヤを発見したが、マヤは姿を消す。
 警視庁の追出刑事はマヤを全国指名手配。良彦と公子はアイフルにも捜査を依頼する。
 裕二と大介は、マヤの部屋からLSDが発見されたのを知る。そして部屋のマットの下から
 六法全書が発見された・・・。




 僕は市民の義務として、
 警察を呼びます!




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