No.4 仮面の女
        
(脚本)小山内美江子(撮影)山本矩雄(監督)小西通雄
          (出演)安田道代、斎藤美和、村井国夫、森田峰子、小林稔侍ほか


 ☆警視庁捜査官だった頃、囮捜査で女性を死亡させた苦い過去を持つ南条京太郎。
 ミステリアスでアダルトな南条の魅力が堪能できるハードボイルドタッチの傑作。
 桜田警部は出番無しだが、南条役の杉浦直樹氏の渋い演技が光る。
 南条が新宿で出会った謎の女、そして工藤コンツェルンの莫大な資産が絡み、事件は
 ミステリアスな様相を呈し始めるという洋館サスペンス。
 意外な真相が判明するラストまでの展開は見応えがある。
 麻薬を打たれ幻覚の中をさまよう南条の深層心理にある涼子への想い、囮にした女性を
 救えなかった呵責の想い、そして南条の身を案じる涼子の想いが見え隠れする心理描写が
 上手い。
 アイフルスタッフやドデカ刑事・追出らのコミカルシーンは押さえ気味にした哀しい結末が
 印象的である。

−あらすじ−
 南条が、謎の美女を車に乗せて何処かへ去って行く現場を目撃した裕二と三平。
 その車があまりにも高級車だったため不審に思う。
 女性はカオルといい、大財閥・工藤コンツェルン社長の妻だった。
 カオルを自宅である洋館に連れて行った南条は、彼女が麻薬中毒患者であることを
 知る。その彼女が、ニューヨークから夫が帰国するまで、自分をガードして欲しいと
 訴える。南条は麻薬中毒の謎とガードしなければならない理由の真相を探るべく
 洋館に滞在することにした。
 館には謎めいた初老の女性・芳江。そして運転手がいる。
 深夜、麻薬捜査で囮にした女性を救出できなかった苦い過去を思い出していた南条
 の前にカオルの悲鳴。
 部屋にかけつけた時、何者かが彼女を狙って弾丸を発射し、闇夜に姿を消した。
 翌朝、カオルの姿はなく、芳江がたたずんでいた庭の地面から、運転手の死体が
 発見された!



      死ぬときは、あたしと一緒よ・・・・。南条さん・・・。



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