No.8 生きたまま 火葬にしろ! (脚本)池田雄一(撮影)村上俊郎(監督)山内柏 (出演)高岡健二、川合伸旺、浜田晃、水上竜子、太刀川寛、渡辺千世、 フランク・ジョーンズ、レナタ・ヘラルド、エリック・ホックスほか ☆仮題は「黒いストッキングの英雄」。 死の商人により売られた武器が戦争に使われ、多くの人命が失われて行くという人間の 愚かさを痛烈に批判した部分もある今回。 当時の世界情勢を絡めた社会派サスペンスにエンタテインメントを加味した見応えある作品 に仕上がっている。外交官特権の壁と闘うバーディスタッフのダイナミックな活躍! ジャックされた大使館の人質となった裕二の起死回生の一打は・・? クライマックスでの桜田局長のパンチ、チョップの連打も見所。悪党が外国のどんな大物でも ひるまない桜田ボスの魅力にシビレる。 元祖アクションスター・丹波哲郎氏の今では見ることができないパワフルなアクションシーンは 貴重である。ユーモラスな会話とシリアスな会話との絶妙なバランスは丹波氏ならでは。 追出刑事が大使館ジャック事件の捜査本部長を勤め、その勇姿をTVで見るココの姿も いじらしい。 −あらすじ− 閉店間際の銀行に三人組覆面ギャングが押し入って現金を強奪、支店長を狙撃して逃走し た。地下駐車場に待機していた某国大使館の車に目をつけ運転手に拳銃を突きつけた。 すべてはギャングの計算どおり。車が某国大使館のものであることを知っての犯行だ。 だが運転手は何と裕二。某国大使夫人の依頼で、裕二はお抱え運転手に化けていたのだ。 マッシュ大使の女性関係を洗って欲しいという調査依頼である。 ギャングは裕二に某国大使館へ行けと命じる。 警視庁の追出刑事、行内刑事は捜査本部の指揮を取り犯人の行方を追うが、その包囲網 をかいくぐってギャングは大使館に潜入、大使館員と裕二を人質に立てこもった。 首謀者の若者は山口譲治でアラブゲリラとつながる過激派学生だという。 |
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