No.7 スター結婚式殺人事件 (脚本)近藤正、小山内美江子(撮影)下村和夫(監督)小西通雄 (出演)ホーン・ユキ、戸部夕子、宗方奈美、江藤潤、中井啓輔 ☆エンディングでクレジットされるキャストが上記5名のみという少なさである。ココはお休みで出番は無し。 今回の面白さは、婚約披露パーティーのショーとして企画された寸劇が本物の殺人事件となり、その容疑者 として原田三平が手配されるというスリリングな展開である。 おもちゃの拳銃がいつのまにか本物の拳銃にすりかえられ?、引金を引いた三平が殺人犯となってしまう のである。いったいどうやってこの危機を乗り越えるのか?出だしから興味深々の展開である。 追われる三平の救出劇と、事件に隠された真相を巡って、裕二らバーディ・スタッフは奔走する。 人気アイドルを殺す三平のシーンからドラマは進行するが、この視聴者の意表を突く構成が上手いな・・ と思っていたら、やはり小山内美江子さんが脚本に絡んでいた。 推理タッチの脚本家は池田雄一氏と並んで、当時の近藤照男ドラマには欠かせない存在だったのが 小山内さんである。 −あらすじ− 絶大なる人気を誇るアイドル歌手・水野あきら。 彼は同じ人気アイドル・冬木リサと婚約を発表した。リサの熱狂的なファンである三平は意気消沈。 一方、水野あきらの熱狂的ファンであるマリもご機嫌斜めである。 そんな時、バーディ探偵局の下に水野あきらとリサの婚約披露パーティー招待状が舞い込んできた。 桜田局長は、警視庁時代、リサと関わりがあった。 誘拐されたリサを救出したのが当時警部だった桜田であった。 パーティーには三平が行く事になった。 当日、午後9時になったらショーの寸劇に登場してほしいと招待状には書かれてある。 一方、警視庁では追出刑事を訪ねて一人の女性がやって来た。彼女は冬木リサのマネージャー・平田アヤコ だという。何と、婚約披露パーティーの警備をしてほしいというのだ。 人気アイドル同志の婚約ということで、熱狂的なファンからの嫌がらせが続いているらしい。 当日、三平は指示通りショーのエンタテイナーとして登場。 おもちゃの拳銃であきらを撃つ役だ。そして引金を引いた時、弾丸が発射され、あきらは死亡。 三平が手にした拳銃は何と本物だったのだ! 追出に逮捕されそうになった一瞬のスキをついて三平は逃走。 殺人事件の実行犯として警視庁に追われる身となる・・・。 |
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