No.47 私の葬式100万$
          
(脚本)高久進(撮影)吉田重業(監督)小西通雄
            (出演)北川美佳、仲谷昇、宮口二郎、中村孝雄、当銀長太郎、高木彩、高野隆志ほか

            (挿入歌)こぼれ花
                  作詞:千家和也 作曲:遠藤実 編曲:斎藤恒夫 唄:倉田保昭
 ワーナー・パイオニアレコード


 ☆倉田保昭氏が歌う新曲<
こぼれ花>に乗せて贈る特別企画作品。
 「キイハンター」の村岡室長役でお馴染みの仲谷昇氏も久々にゲストとして出演。
 「アイフル大作戦」のハワイロケシリーズ以来の登場である。
 桜田局長の旧知の弁護士・立花という役で、黒木、村岡コンビの雰囲気が漂っているのも嬉しい。
 今回は、
ドラゴンと千鶴子との心の交流を絡めて、銀行ギャングとの死闘を描くアクション編。
 記憶を失った千鶴子は銀行ギャングの一味、そして立花弁護士の娘でもあった。
 千鶴子を取り巻く人間模様とギャングを追うバーディー・スタッフの活躍、そしてラストの意外な
 どんでん返し。銀行ギャングのボスを操っていた黒幕の正体は・・・?
 何故千鶴子は記憶喪失なのか?銀行強盗の一味なのか?
 ドラマは謎を含めたままクライマックスへと進んで行く。
 そして、悲劇的な結末に被さる<こぼれ花>。
哀愁を秘めたドラゴンの表情にぐっとくる。
 アクションのみならず演技派でもある倉田保昭氏の魅力が存分に楽しめる作品である。
 また、レギュラー陣では、ミッチー役の安西マリアさんがお休み。
 銀行ギャングが逃走する際、追出、行内両刑事に包囲されるシーンでGメン本部ビルが映る
 カットが有るのでお見逃しなく。
 そして今回の桜田局長。Gメン75・黒木警視のようなハードボイルドさが全面に出ている。
 
−あらすじ−
 警視庁中央派出所にギャングが押し入り拳銃を奪った上、警官を射殺し逃走した。
 そして都内の銀行を襲撃し3億円を強奪。ギャングは手引きをした女性1名を含めた4人組。
 警視庁の包囲網に引っかかった一味のボス・室口が行内刑事らに逮捕された。
 周囲に捜査の手が伸びるのを恐れたギャング仲間は、室口の護送車を狙撃。
 暗殺に成功した。
 一方、室口を弁護した立花弁護士の娘・陽子が、ギャング一味に誘拐されそうになるが、
 裕二らに救われ、事無きを得る。
 立花弁護士は桜田局長の旧友だった。桜田は陽子が狙われた理由を探ると同時に、彼女の
 護衛を吾郎に任せた。しかし、吾郎と陽子はギャングの手に落ち、三億円を要求する電話が
 かかってきた。立花弁護士はギャングの要求通り、金を用意。犯人の指示通り地下鉄に乗った。
 一味の女性・千鶴子が金を受け取る指令を受ける。
 ドラゴンは彼女をマークし、素性を探ろうとするが、記憶喪失であることに気付く・・・。

 



     あんたは、俺が思っていた通り、
      
悪い人じゃなかったんだ・・・。

 

                                           ☆戻る

                                           ☆TOPへ戻る