No.46 芸術的に 女を殺せ! (脚本)小山内美江子(撮影)村上俊郎(監督)小林義明 (出演)竜崎勝、伊藤るり子、北原義郎、渥美国泰、加藤和夫、中村文弥ほか ☆視力が徐々に失われ、任務を遂行できなくなったことを知る殺し屋の末路をハードボイルド タッチで描いて行く。 愛と裏切り、心の奥深くに秘められた本当の思い、クライマックスでのどんでん返しも見所 である。練りに練られた小山内脚本の冴えは、バーディー末期になっても衰えることなく 視聴者を楽しませてくれた。 バーディーはアクションとストーリー展開のバランスが上手い。暗くなりがちなストーリーでも 殆どの回のクライマックスは、ドラゴン役倉田保昭さんのカラテアクションでキメていた。 −あらすじ− 吾郎が一人の男をヒキそうになって、車から出てきた。男は無事で吾郎の名刺を受け取った まま、何処かへと姿をくらました。 男の素性は、一匹狼のプロの殺し屋・大木満。ある組織から女性の狙撃を依頼されていた。 しかし大木は狙撃することを拒否し、依頼者を殺してしまう。 ターゲットだった女性の名は、<なぎさ>。 大木は、バーディー探偵局に出向き、なぎさの居場所を探って欲しいと告げる。 素性を明かさぬまま依頼してきた態度に裕二は、不審なものを感じ取る。 一方、桜田は大木に見覚えがあった。 大木となぎさは、5年前に結婚の約束をした仲だったが、なぎさは父親の事業を救う為、 債権者である金融業者の男と結婚しなければならず、二人の仲は永遠に絶たれていた。 そのことに腹を立てた大木は金融業者を殺してしまったのだ。 それから彼の人生の歯車は狂い始めた。 そんな時、殺しの依頼をした組織は、警察に気付かれないように、大木となぎさを葬ろう とする・・・。 |
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