No.4 シャレコウベは女の顔!
           (脚本)池田雄一(撮影)東光一(監督)村山新治
           (出演)入川保則、北川美佳、白石奈緒美、滝川潤、藤岡恵子、山浦栄、相馬剛三ほか

 ☆今回は「Gメン75」のような、登場人物のナレーション入りで進行するドラマ展開である。
 無駄のない構成が上手い。典介はお休みで出番無し。
 名声を求め功を焦った法医学者の闇の深層心理。得た名声を、真実を知られることで失うことを
 恐れたゆえの結末は・・・?
 「Gメン75」No.161「嘘つき警官」を彷彿とさせるような素材である。
 視聴者には犯行の全てを公表し、法医学者の揺れ動く心理状態と謎を追うバーディ・スタッフが
 どのように事件の真相を暴いて行くかが楽しめる構成となっている。
 推理タッチのサスペンスをベースに、ラストは桜田局長のカラテチョップで味付けした作品。

−あらすじ−
 復顔術の新しい技術をあみ出した男・鶴見。だが彼は上司には恵まれず、なかなか陽の目を
 浴びる事がなかった。そしていつしか保守的な体制に不満を募らせていった。
 桜田局長は警視庁時代から彼をいつも影ながら支えていた。
 ある日、鶴見はハイキングの山中で殺人事件を目撃する。それを自分に活かす方法を思いつく。
 −1年後−
 鶴見は、桜田の紹介で知り合った裕二や三平らとハイキングに出かける。
 鶴見は1年前の殺人事件現場に行き、裕二らを殺しの第一発見者にしようと企んだ。
 発見された白骨死体を鶴見が復顔し、身元とともにマスコミに公表。
 鶴見の技術は脚光を浴びることとなった。
 死体は<ヤスコ>というモデルの女性だった。それを知ったヤスコの友人・律子は、復顔された
 顔は<ヤスコ>ではないと言う。
 律子は復顔された顔が、なぜ整形手術した後の顔だったのか不審に思う。
 そして鶴見を揺すり始める・・・。




   上手く行けば・・・・
   俺の人生に陽があたるチャンスだ・・・



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