No.34 年忘れ 新婚除夜の鐘 (脚本)池田雄一(撮影)吉田重業(監督)小西通雄 (出演)早瀬久美、進千賀子、三上真一郎、上野山功一、太刀川寛、山田光一 河合絃司、トニー・マトブーほか ☆桜田局長は非番で出番無し。 今回は、催眠術と二人の女に翻弄される伊吹裕二の活躍をミステリアスな タッチで幻想的に描く。 完全犯罪と催眠術そして黒いバラ・・・。謎の女。 裕二の前でミステリアスな事件が渦巻いて行く・・・。 推理小説のような展開は池田雄一脚本ならではの魅力で、ついつい引き込 まれてしまう。 −あらすじ− ある夜、猟銃で一人の男が射殺された。引金を引いたのは、男の妻・克子。 そしてその猟銃は、克子の家に強盗に入った男も生贄に選んだ。 克子の狙いは、完全犯罪。 犯行直後、路上に出た克子は、裕二の運転する車に轢かれそうになる。 強盗が夫を殺し、強盗を克子が殺したという。 裁判で、証言台に立った裕二の言葉で、克子の正当防衛が認められた。 完全犯罪を成立させた克子を遠くから見つめる黒衣の女がいた。 深夜、帰宅途中の裕二は一台の車に轢かれそうになり転倒。 意識を失う。 車から降りた不気味な男は徐に、気を失った裕二の顔の前で何度もつぶやき 闇夜に姿を消した。その男が事もあろうに、車ごと海に転落死。 ある日、裕二は黒いバラを持った美しい女性・清美と知り合い恋に陥る。 そして間もなく結婚式まで挙げてしまう。 いったい裕二の身に何が起こったのか? 清美という女は何者なのか・・・・? |
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