No.23 SOS 黒猫と幻の女 (脚本)佐藤純弥(撮影)東光一(監督)佐藤純弥 (出演)多岐川裕美、三上真一郎、東野孝彦、中井啓輔、長沢大、フランツ・ジョーンズほか ☆今回でココは「バーディー」を降板する。降板理由は典介同様、本編では語られることは なかった。最終編らしく、愛する追出に手柄を・・と最後の奔走。 裕二がオートバイに夢中だった若き頃に出遭ったレーサー。 輝かしい栄光を掴んだ果ての転落、そして死。謎の書類を巡って暗躍する国際犯罪組織。 レーサーの恋人と裕二とのつかの間の愛。ミステリアスな展開はさらなる悲劇へと繋がって行く。 探偵である前に人間でもあった裕二の哀愁。東光一カメラマンがそれぞれの登場人物の表情 を、心の奥を、探るように描写して行くカメラアングルが視聴者を唸らせる。 せつないラストショットも見逃せない。 クライマックスのパワフルな丹波アクションも見物。炸裂するキックにパンチが爽快である。 −あらすじ− 松本哲夫という男に呼ばれ、とあるマンションへ出向いた裕二。 室内では松本が何者かに殺されていた。 事件を知った警視庁の追出、行内両刑事は現場に急行。犯行の直前、室内から逃げるように 飛び出して行った女の存在をつきとめる。 その女は松本の恋人・浅井典子。 追出の尋問を受けた裕二は、自分は松本と面識の有る関係だと告げる。 一方、広域手配された典子は、バーディ探偵局に現れた。 松本の身に危険が及んだら、伊吹裕二を訪ねろ・・と言われていたという。 裕二は松本の死の真相を探るべく彼女を匿いながら捜査を開始。 手がかりを求めて典子のマンションを訪れた時、何者かの襲撃に遭い、意識を失う・・・。 |
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