しば 
      No.12 縛り首の木のある恐い町  
             (脚本)小山内美江子(撮影)山本矩雄(監督)竹本弘一
             (出演)中丸忠雄、伊藤るり子、三角八郎、田口計、安岡力也、三重街恒二、久地明、河合絃司ほか


 ☆「キイハンター」のようなウエスタン・タッチの無国籍アクション編。
 何と言ってもゲストは中丸忠雄氏。役名は橘警部!
 今回は「Gメン75」結城警視正のような高圧的なキャラクターである。警視庁時代の桜田局長と同僚だった
 という設定である。再会するシーンはGメンの黒木と結城。ラストはキイハンターの黒木と小田切・・・という
 ような雰囲気が漂っている。
 ある地方都市に蔓延る牧場のゴロツキと地元警察との癒着。豚箱に入れられたイダテンこと韋駄典介
 を救出するため弁護士に化けて探りを入れる裕二らの活躍を痛快に描く。
 地元警察である吉見署の橘警部の素性は・・・?
 そして怪しげな記憶喪失の女性との関係・・・。謎めいた展開と事件の真相、そしてラストのどんでん返し
 が見物である。 
 また、今回の行内刑事はラフなGジャン姿だが、やはりスーツの方がカッコ良いと思った。
 丹波哲郎氏の乗馬アクションは「キイハンター」モノクロ時代のオープニングを彷彿とさせる。
 颯爽とした登場の仕方がウマい!

−あらすじ−
 ある高原の地方都市で記憶喪失の女性が保護された。
 崖から転落し、炎上したジープから男の焼死体が発見された。そのそばにいたのが彼女だった。
 転落する前、一台のオートバイに追い抜かれたことしか覚えてないという。
 地元警察署の橘警部が捜査に乗り出した。彼は桜田局長の元同僚でもあった。
 この町は<縛り首牧場>と異名を取る牧場主ら三人組が牛耳っていた。
 町のゴロツキで、警察さえも意のままに動かしていた。
 しかしその三人組が何者かにユスられている。転落したジープは彼らの仕業だったのだ。
 ある日、ツーリングに来た典介は、町のレストランに立寄った。
 三人組が彼らをユスる謎の男をおびき出そうとしていた場所だった。
 典介はユスリの男と間違えられ袋叩きにされた上、崖下へ放り投げられてしまった・・・!




    警察に訴えたって・・・
  どうせ握りつぶされてしまうんだ・・・。



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