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メン82制作エピソード  
  −制作エピソードがない回はあらすじのみ−

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)


  

  
 
 バンコク・香港大捜査網!
 
 
  

   
 

 
 

         
香港カラテロケシリーズ
  
 No.14 香港の  
       女必殺拳 
        (脚本)高久進(撮影)下村和夫(監督)下村和夫
           (出演)三妹、陳恵敏、揚斯、小林稔侍、吉岡ひとみ、阿藤海、石橋雅史、三重街恒二
           平井雅士、竜咲隼人、中村重徳、内間和浩
           (声)田中真由美、大塚周夫
           (協力)コンパスクラブツアー 日新航空、ツアーズジャパン

 
 ★シナリオ上の仮題は「GメンVS女少林寺」。 
 
タイ・バンコックの組織と繋がる香港側の元締・滝口健役で小林稔侍がゲスト出演
 されたが、このときのアクションシーンについて、後の『テレビ探偵団』(TBS・’91年
 6月23日放送)でエピソードが取り上げられた。
 ご本人から面白おかしく紹介されたが、香港側アクションスターの動きに合わせた
 小林稔侍さんのご苦労を感じずにはいられなかった。
 チャイナ服姿に薄い口紅の稔侍さんが脳裏に焼き付いて離れないが、謎のカラテ使い
 を怪演された阿藤海(現・阿藤快)も忘れられない。

 揚斯はNo.10、11回想シーンのみ。回想シーンのみとはいえ、Gメンを飾った香港側
 立役者の一人。見せ場をしっかり再現。惜しまれながらも幕を引くこととなった。

 尚、バンコックのシーン(左下参照)は風景のみの撮影。ドンムアン国際空港のシーン
 はおそらく香港・旧空港(啓徳空港)での撮影と思われる。
 冒頭、Gメン全員で映写機を見ながら事件のあらましを検証するシーンは『キイハンター』
 時代からの名残である。(例:No.175
真夏の海底 黄金大作戦

 <一部敬称略>

 
 
Gメンシリーズ最後の香港カラテ編。左は週刊TVガイド、右は中日新聞
 

 
 
−あらすじ−
 
警視庁警備部の津村冴子警部補は東南アジア一帯を結ぶ国際的なヘロイン密輸ルート
 解明のため、タイのバンコックに潜入していた。
 そこで、麻薬を製造するタイ国人と運び屋の日本女性・野本マリを突き止める。マリは
 麻薬を香港へ運ぶため航空機に乗り込んだ。後を追った冴子は香港で京劇の仮面を
 被った謎の中国人カラテ使いに襲撃され視力を失ってしまう。
 島刑事は冴子の指令の下、マリをマークする。再びバンコックから香港へ向ったマリを
 尾行し、麻薬が入っていると見られるフランス人形を機内で掏りかえることに成功。
 一方、人形が掏りかえられたことを知らないマリは香港側の元締・滝口にフランス人形
 を渡そうとしたが・・・・。

 

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