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Gメン82制作エピソード −今回は「週間TVガイド」誌番組解説欄より要約、引用− ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _) |
↑ ★手錠のままの脱獄! ↑ 警官と犯罪者を越えた絆 |
香港カラテロケシリーズ No.13 赤いサソリ VS 香港少林寺 (脚本)高久進(撮影)下村和夫(監督)長石多可男 (協力)コンパスクラブツアー日新航空、TOUR’S JAPAN (出演)高飛カオフェイ、江島チャンタオ、唐天希タンテンシー、黒田福美、綾川香、岡幸恵<沢田桐子> 竜咲隼人、中村重徳、内間和浩、角倉清美、山浦栄、渥美茂勝、森井正信、宮地美由紀 (声)西田健、大塚周夫、仁内達之 ★日本、香港両雄のアクション競演 (週刊TVガイド誌より) 刑務所からの脱獄シーンは、高さ十メートルはあるヘイから飛び降りるアクションが見もの。 当初は吹き替えの予定だったが青竜役のカオ・フェイが断り自らこの危険な役に挑むと 宣言。この意気に清水健太郎も「負けてたまるか」と受けて立った。 結果、二人とも見事に難技をこなし、両アクションスターの根性くらべはドロー! ★超人健太郎、日々是活躍於香港という今晩 (週刊TVガイド誌より) 今晩は好評の”香港ロケ少林寺編”の第3弾だ。 ・・・(中略)・・・今回は、オフともなれば沖縄の松林流空手道場で特訓また特訓という 清水の大アクション編。 自前の衣装20着を持ちこんだ意気込みもよろしく”有超人於日本”(?)といわしめた 小気味よさ。果たして妹は中東へ売られずにすむか!? =========================================================================== ★Gメン82テコ入れ策の香港カラテ・ロケシリーズ第3弾。 全4作のカラテ編であるが、2回に分けて渡航し撮影するという贅沢な手法がとられた。 (シナリオサイズの香港ロケ手帳より判明) 渡航@「燃えよ!香港少林寺」「吼えろ!香港少林寺」 渡航A「赤いサソリVS香港少林寺」「香港の女必殺拳」 刑務所への潜入捜査、脱獄、手錠につながれたままの逃走・・と「キイハンター」を彷彿させ るようななつかしい展開である。 もちろん「Gメン75」No.2「散歩する囚人護送車」、No.137「78新春大脱獄」、 No.193「網走刑務所 吹雪の大脱走」〜No.289「裸の女囚たち」などでもお馴染み。 香港暗黒街の組織としては、陳のシンジケート、香港コネクション、 香港チャイニーズコネクション、香港ギャング、香港マフィア、、といろいろあったが、今回は 何やらスパイ映画風の<秘密結社・赤いサソリ>。 CSなどで再放送された暁には、−シナリオ検証−のコーナーで詳細研究したい。 警官と犯罪者を越えた人間と人間のぶつかりあいなどが見所である。 戦後の混乱期のベトナムを背景にした青竜の生立ち、海外で失踪する日本人・・など 世相を盛り込んだテーマはGメンらしいが、ドラマ展開に少々難があり盛り上りに欠ける クライマックスであった。しかし香港の現地俳優大量出演による本格的なアクションは健在。 沢田刑事や島刑事のエネルギッシュな格闘シーンは香港側アクションスターに勝とも 劣らない気迫が感じられた。 一話完結方式が災いしたのであろうか、オープニングカットの映画的手法が生かしきれて ない点が惜しい。 劇中、海外で謎の失踪を遂げる日本人の若者のことに触れているが、今では某国の仕業 であったことが判明している。 −あらすじ− 香港の秘密結社・赤いサソリの一味・孟青竜を香港警察が逮捕した。組織に妹・桐子を さらわれたGメンの沢田刑事は香港へ飛び、計画通り香港刑務所に潜入。青竜と同じ監房 に入り込んだ。彼はベトナム系中国人のカラテ使い。 桐子は友人と香港旅行へ出かけたまま行方不明となったのだ。最近多くの日本人が国外 で消息を絶つという事件が相次ぎ、国際的な人身売買組織が暗躍しているらしい。 その事件の背後に”赤いサソリ”が介在していることを突きとめたGメンの極秘捜査である。 その頃、青竜は裏切り者として組織にリンチを受け、復讐を誓っていたことから、沢田と 共謀して刑務所を脱獄。二人はボスの楚国郷の娘・蓮花を誘拐しようとする・・・。 |