メン75エピソード・ガイド  
  
   制作エピソードがない作品はあらすじのみ紹介して行きます。


    
 
 

  
 


 

 
↑No.306
 サヨナラ中屋武、島谷和彦、
 吹雪杏子−最後の捜査線−
 
 




  



 
No.306 サヨナラ
   
 Gメン
        若き獅子たち!


       (脚本)高久進(撮影)吉田重業(監督)小西通雄

 
 
 
 
こちらは私が所有する当時の新聞記事。(出典失念。九州地方の新聞記事。
 サブタイトルは仮題の「
サヨナラGメン75」になっている。
 企画段階の資料をもとに番宣記事が作成されることから、最後まで
 「Gメン75」にすべきか?新レギュラーを機にタイトルを変えるべきか?
 スタッフ間で話し合われたことが読み取れる。

 

 
資料協力/荒馬宗介さま
 
 
こちらは岐阜日日新聞81年4月18日夕刊に掲載されたもの。
 サブタイトル表記はないものの作品内容は九州版より長く紹介されている。
 九州版の記事のあと、以下の文章が続けて紹介されてある。
 
さっそく、立花は邦子のアパートに中屋警部補(伊吹剛)を張り込ませ
 村山からの連絡をまった。中屋らは、邦子の勤め先であるキャバレー
 で村山を逮捕しようとしたが、捕り逃がしてしまう。
 さらに村山は逃げる途中、警察官を襲い、実弾入りけん銃を奪った。

 
(写真は若林豪奄ニ田坂都)」 

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Gメン75−GUY&GIRLS−
 
スタートに関する新聞記事(以下資料協力/荒馬宗介さま

 
1)マンネリ打破へ大幅な入れ替え CBC・Gメン75
 (岐阜日日新聞朝刊1981.04.11)


 
 
 -記事内容-
 
CBCテレビの人気刑事ドラマ「Gメン75」(土曜後9・0)が、25日放送分
 から出演者の大幅な入れ替えを行い、面目一新する。
 
 残るのは黒木警視正役の丹波哲郎、立花警部役の若林豪、田口刑事役
 の千葉裕の三人で、南雲警視(川津祐介)は
本庁にもどり
 中屋警部補(伊吹剛)は
捜査一課、島谷刑事(宮内洋)は捜査四課
 それぞれ
転属となり、紅一点の吹雪杏子刑事(中島はるみ)はFBI本部
 での
研修のため渡米する、という設定で姿を消す。

 新たに登場するメンバーは、ピストルは下手だがバイタリティーあふれる
 鹿賀丈史、VIPの警護にあたるSP出身で射撃のうまい江波杏子、
 外事課出身の范文雀、シンガポール警察の捜査官で日本に研修にやって
 くるセーラ、といった設定で登場する四人。
 
 これまでの同番組では、紅一点で女性刑事が活躍してきたが、今回初めて
 、”紅三点“となる。これは、「これまでの暗いイメージを一新、マンネリ打破
 を図り、ドラマの展開に幅をもたせるため」(担当プロデューサー)。
 
 新メンバーの四人は口をそろえて「健康に気をつけてガンバリたい」と抱負
 を語ったが、ボス役の丹波は「アクションが売り物の”Gメン“としては、男女
 の区別なく、かなりきついアクションが要求されると思う。

 ま、骨折覚悟でガンバってもらいたい」と、ゲキをとばしている。

 
 
尚、上記記事の不鮮明な番宣写真はこちらのものと同じであると思われる。
 番組では登場しなかったボスのファション。
 おそらく新メンバー発表会(下記記事)時に撮影されたものであろう。

  
 
2)来週のTVハイライト 早くも爆発!フレッシュパワー
 新Gメン
(岐阜日日新聞夕刊1981.04.17)


 

(写真)
 范文雀(左から2人目)、江波杏子(同3人目)らを迎え入れ面白さを
 増したCBC「Gメン75」


 
-記事内容-
 サラリーマンの人事異動の季節の折、CBCテレビの人気番組の「Gメン75」
 (土曜、後9・0)でもレギュラーメンバーの大幅な異動が発令された。

 それによるといままでの川津祐介、伊吹剛、宮内洋、中島はるみはそれぞれ
 他の課に転属し、かわりに鹿賀丈史、江波杏子、范文雀、セーラ・ロウェルの
 四人が新加入。

 ボスの丹波哲郎、若林豪、千葉裕らとともにレギュラーメンバーを組み、
 二十五日のシンガポール編からブラウン管に登場する。

 
CBC「Gメン75」江波杏子ら迎え海外ロケ絶好調

 新メンバーの役柄は、鹿賀が警視庁捜査一課出身のインタポール捜査官
 草鹿刑事。行動派のハードボイルドで考える前に突っ走る熱血漢。
 「アクションは初めてなので、走りを基本に肉体を鍛えてがん張りたい」と
 大張り切り。
 
 これに対して、江波は警視庁警備部所属SP(セキュリティ・ポリス)隊員の
 津村冴子警部補というのが役柄。けん銃の名手のベテラン女刑事とあって、
 「カッコよくやりたい」とのっている。

 一方范の役柄は、警視庁外事課所属の賀川陽子刑事。犯罪組織東南アジア
 コネクションを追って、一年間シンガポールに潜入するというねばり強さが
 持ち味。「女性にしか出せないGメンを演じたい」というだけに彼女の
 ファッションもひとつの見もの。

 また、売れっ子モデルのセーラの役柄は、シンガポール警察潜入捜査官
 マリコ・寺岡刑事。父がアメリカ人、母が日本人の二世で、所属のシンガ
 ポール警察から日本に研修に来ている新米Gメン。
 「ドラマ出演は”天皇の料理番“に続いて二本目なのでただ精いっぱいやる
 だけです」と抱負もまだ控えめだが、目下、行われているけん銃さばきの
 特訓には並々ならぬ意欲を見せている。


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上記1)2)の記事は荒馬宗介さんご所有の地元新聞の記事である。
 興味深い点は、南雲警視の処遇。”
本庁にもどる
 シナリオ、本編とも最終編の「ノーパン喫茶殺人事件」では”警視庁捜査一課
 の人間”ということをやたら強調していること。
 上記の記事を絡めて推察すると、南雲はGメンと本庁のパイプライン役を解
 かれ、本庁専属捜査員というかたちで降板したと考えられる。

 小田切警視ともども本編では明確にされていないスペシャルGメンの処遇
 だが、
 
 「大暴走!バスジャック」「バスジャック対四人の狙撃者」
     ・・・任務を解かれた後の小田切、
 「ノーパン喫茶殺人事件」
     ・・・任務を解かれた後の南雲
 
 という説を唱えるファンの方もいる。頷ける展開である。

 このあたりは、いつの日かスタッフの方々に確認してみたいところだが既に
 相当数の年月が経っている為、真相はわからないかもしれない。

 尚、新聞記事を読むと、ほかの資料にもある同じような言い回しに気づくこと
 がある。資料の出所が一緒(たぶんTBSテレビあるいは東映の広報)
 なので、新聞社サイドで文章を省略したり付け加えたりして、記事が作成
 されているためであろう。
  
 今回、貴重な資料をご提供いただいた荒馬宗介さまに改めて感謝の言葉を
 述べたいと思います。


 −あらすじ 
 
 
 
中屋警部補(伊吹剛)、島谷刑事(宮内洋)、吹雪杏子刑事(中島はるみ)
 最終編

 


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