メン75 制作エピソード  
   −今回は「テレビ探偵団」(TBS系)小林稔侍氏コメントより引用 

 ☆本放送当時、「週間TVガイド」誌などに作品のあらすじが掲載されていたのは、皆さんご存知かと思います。
 作品によっては、あらすじのみならず撮影秘話や面白いエピソードが添えられていたものもありました。
 本放送をご覧になられた方には、その時の雰囲気を懐かしんでいただき、ご覧になられたことがない方には
 当時の空気を少しでも感じていただけたら・・と思います。
 てもとにある資料に基づき、紹介して行きます。末期の方が掲載枠も大きいため順に遡って行く予定です。
 全話揃っていませんので、あらかじめお断わりしておきます。(_ _)


  
 

 
 

 北海道・上川町全面協力
 の大アクション!!
 
         北海道大雪山・ロケシリーズ
 No.193 網走刑務所 吹雪の大脱走 <前編>
 No.194 銀嶺を行く網走脱獄囚 <後編>
          (脚本)池田雄一(撮影)下村和夫(監督)山口和彦
         (協力)東亜国内航空、北海道上川町、層雲峡ホテル大雪 

 ★−テレビ探偵団(TBS系・小林稔侍氏ゲスト)コメントより抜粋−
   
放送日:91.6.23<赤字:小林氏のコメント−放送日情報提供:早坂警部補さま−
 
 ・印象に残ってるのありますか?
 
「Gメン75なんて楽しかったですね。」
 ・特に印象に残っているものってありますか?
 
「そうですね・・やっぱり北海道、、に行ったのが。雪の中の・・」
 ・視聴率がものすごかったんですよ、
28.3%
 ・これはどういう設定でどういう役だったんですか?
 
「映画の高倉健さんの網走番外地ってありますよね。僕たちやっぱりそれで、あの、育って
 きましたから、それを自分が、全く同じようなドラマで同じような仕立てでできるっていう
 のが、自分が今度やれるっていうのが、やっぱり嬉しかったですね。」

 ・殺人を犯してないのに罪を被せられて捕まってしまって逃亡すると・・それも刑事と
 一緒に逃亡するという役。
 ・雪の中大変だったでしょう?
 
「大変だったですよ〜。僕、生れて初めて凍傷になったんですよ。耳が。」
 ・へぇ!寒そう〜。
 
「ちょうど指も折れてましたのでね。辛かったですよ、右手の・・この間で、3箇所折れて
 たんですよ。それでピストルを常時持たなきゃいけないわけですよ、これがねぇ辛くって
 寒くって・・・。それで手錠が寒いもんだから凍るんですよ。大変だったですよ。
 でもやっぱりそういう中で真剣にやるとやっぱり何かがやっぱり見ている人に心にくる
 ・・というのがあるんでしょうね。」

 
  
ゲスト出演の思い出を語る小林稔侍さん

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★倉田保昭氏32才、小林稔侍氏36才の頃の作品だったとのこと。
 キイハンターから数えて6度目の北海道大雪山ロケ編。
 雪の原野に荒れ狂う壮絶なアクション巨編!
 一番の見所は小林稔侍氏のコメントにもあるように手錠につながれたままの逃亡シーン!
 警官と囚人という立場を越えての、人間としての連帯感が生れる心理描写も見逃せない。
 このシリーズでは手錠につながれたままの逃走劇はお馴染みの素材。
 古くはキイハンター、アイフル、バーディでも企画された。
 草野刑事と囚人・笠原が逃走途中、つながれた手錠を列車の車輪で絶ち切ろうとする
 「網走番外地」さながらのクライマックスがあるが、「キイハンター」No.225「大空のギャング
 現金強奪作戦」(大雪山ロケ)でも千葉真一氏、チコ・ローランド氏が同様のクライマックス
 シーンを見事に好演されていた。
キイハンターはこちらへ
 後編、笠原とその恋人・千恵との再会、草野刑事と乃里子のせつない別れのシーンが
 心にぐっとくる。
 

 


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