プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・
No.16 亡霊は真夏の 太陽の下に (68年7月20日放映) |
|
脚本・高久進 撮影・下村和夫 監督・小林恒夫 出演者・黒木、島、ユミ、風間 主役・風間、島、ユミ ゲスト・室田日出男、石井竜一、山東昭子、 英美枝、石橋蓮司ほか |
☆68年7月5日から1週間、伊豆の初島でロケされた 真夏のスリラーアクション編。 水中撮影を駆使し、洋上と海底でのスリリングな ドラマが展開する。 前回同様、当時、人気が出てきた千葉&谷・両若手 アクションスターの活劇を随所に取り入れている。 千葉真一氏は当時、釣りマニアだったそうで、 80センチもあるカンパチを釣り上げたとか。 また、海岸に出る幽霊のメークは当時、背筋が ゾッとする位の迫力と言われた。 −あらすじ− 伊豆の初島で幽霊騒動が勃発した。 黒木は、3年前その場所で乗組員が蒸発し、謎の 沈没をしたと思われるマートル号という船に関係が あると睨み、風間、島を現地に急行させた。 現地に到着した風間と島は、海底で鎖に繋がれた 骸骨を発見。 そしてそこで発見された古いイギリス金貨の謎。 マートル号は、南米某国で起きたクーデターによる 動乱で、その救援に向ったこともある船。 3年前沈められた時は、大量の金塊を輸送中だった ことから、金塊を狙うギャングの襲撃を受けた可能性 が出てきた。 風間らは幽霊を見たという男女・室井と礼子を発見。 彼らはなぜか金貨を持っていた。そしてその出所を 頑なに話そうとはしない。 黒木はマートル号の船長と機関長の写真をユミに 持たせ応援に行かせる。 捜査中の風間の前に正体不明の女が出現。 「海に近づくな。近づくと死ぬ」と警告する・・・。 |
No.17 まだ殺しは 終わらない (68年7月27日放映) |
|
脚本・佐治乾 撮影・秋野友博 監督・若林幹 出演者・黒木、島、ユミ、風間 主役・黒木 ゲスト・真山知子、今井健二、大塚周夫、 永沢純、アストラ・ミッシェル、 ピーター・マックレーンほか |
☆今回は依頼者に顔を見せず金色の弾丸を使うプロ の殺し屋と黒木との壮絶な闘いをハードボイルドタッチで 描く国際色豊な一作。今回のお休みは啓子さん。 クライマックスの見せ場は、高原ロープウェイでの千葉 真一氏のボディアクション。身の軽さも然ることながら 颯爽とHONDA S600を乗りこなし捜査する姿は当時 としては実に贅沢な画であったと思われる。 この時期の千葉さんはヒゲを伸ばされており、怪しげな ムードを醸し出している。 −あらすじ− 路上で黒木とすれ違った女性が、銃声と共に倒れた。 黒木は、ユミに彼女を任せ、街路樹から弾丸を取り出す。 その弾丸の色は金色。 黒木は、アメリカで起きた事件を思い出す。 依頼者に顔を見せない殺し屋。殺しの証拠として金色の 弾丸を残す手口。 徹底したプロの殺し屋で、ゴールデンキラーと異名を取る 幻の殺し屋だ。その殺し屋が日本に現れた。 狙われた女性は美紗子。 負傷しているにもかかわらず、結婚式に出席すると告げ ユミから去って行った。 黒木は不信に思い、彼女をマーク。 自宅のマンション、プール・・と彼女が行く所、次々に 殺し屋の魔の手が迫る。 自分が狙われている理由を言わない彼女が、黒木に 意外な事実を打ち明ける。 殺しの依頼者は何と彼女自身!死を望む理由は何か? 黒木は、殺しの依頼の謎を追って殺し屋と対決する・・。 |