プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・


 
No.10 
雲の上の死刑台 
       68年6月8日放映)
 


 脚本・柴英三郎  撮影・下村和夫
 監督・鷹森立一
 出演者・黒木、啓子、風間、ユミ
 主役・黒木
 ゲスト・嘉手納清美、高橋昌也、高宮敬二、
     江幡高志ほか

 


















☆高い報酬で世界各国の重要犯罪人の国外逃亡を助け、
 かくまうシンジケート一味とキイハンターとの対決を描く。

 当時、黒木とヘリコプターの女性パイロットとのラブシーンが
 話題になりTVガイド誌でも大々的に取り上げられた。
 ヘリコプターを駆使した空中アクションも見物。
 黒木ボス自らが活躍するシーンは今では貴重。
 後のダイナミックなアクションドラマとして路線変更する
 予兆も感じられる作品。島ちゃんはお休み。
 
−あらすじ−
 国際警察特別室・村岡室長からの情報で、国外逃亡犯
 を海岸で張込んでいた黒木ら。
 その時、犯人が乗っていると思われるヘリコプターが
 眼前で爆発して墜落した。
 ヘリコプターが向かった先は、沖に停泊している貨物船・
 ビーシー号だった。
 この船は、国際的な犯罪者隠匿シンジケートのもの。
 墜落して死亡したのは、日東土地開発副社長の三田。
 黒木は、ヘリの事故を日東土地開発とヘリコプター会社
 の共謀と睨む。
 啓子は、渋いロマンスグレーの川原社長から三田の
 国外逃亡計画を割り出した。
 黒木は墜落したヘリの所有会社を探り、
 雅子という魅力的な女性パイロットと知り合う。
 






No.11 
パリから来た
        大泥棒 
          68年6月15日放映)
 
 

 脚本・池田雄一  撮影・佐藤正
 監督・瀬川昌治
 出演者・黒木、啓子、風間、島、ユミ
 主役・啓子、風間
 ゲスト・ジェリー藤尾、福田公子、柿沢真一、
     茅島成美、小林裕子、山浦栄ほか
     
  


















 

 ☆宝石盗難事件に挑戦するキイハンターたちの
 活躍を描く。高貴な日系フランス人の泥棒役でジェリー
 藤尾氏が初ゲスト。啓子との洒落た駆け引きが見物。
 全編ハリウッドを意識した構成となっている。
 戦時中の国家犯罪が尾を引くエピソードもピリッと
 スパイスが効いている。
 ラストシーンで、啓子、風間、島の3人が黒木を
 プールに突き落とすことになっていたのだが、
 本番では啓子も黒木とともに落ち、化粧も髪も
 落ちる前のシーンに戻せず、やむなくNGがOKと
 なったという裏話があったそうだ。(週刊TVガイド誌)
 タイアップは熱海ニューフジヤホテル。セスナを使った
 スカイアクションシーン、当時の名車・ホンダS−600
 を駆使した小気味良いカーアクションも見所。
 

−あらすじ−

 啓子は宝石店で、フランス情報部時代の宿敵・
 ピエール山口の姿を見かけた。
 ピエールは時価1億円のヒスイの置物を見つめていた。
 翌朝、その置物が盗まれたと新聞に載った。
 しかも現場に啓子の運転免許証が落ちていた為、
 啓子は警視庁に逮捕された。
 最近、名だたる美術品盗難事件が相次ぎ、それらは
 全て、戦時中、日本軍が中国から奪ったものだった。
 今回の盗難品もその一つ。
 そして残るはただ一つ<満州の星>と呼ばれるダイヤ
 の首飾り。
 黒木らはダイヤの持ち主・淑江を見張るが、ピエール
 と二人の中国人男女・揚徳春、秀蘭が現れる。


 


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