プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・



No.71 
殺人魔女クラブ  
     
   69年8月9日放映)
 
 

 脚本・池田雄一  撮影・佐々木祐二
 監督・小西通雄
 出演者・黒木、啓子、吹雪、ユミ、風間 
 主役・啓子、風間
 ゲスト・鶴見丈二、牧 紀子、金内吉男、
     高橋とよ、原 泉ほか

   















 

 ☆今回は真夏の怪奇編。Gメン75「東京−沖縄縦断
 捜査網」や「オホーツク海の幽霊船」「幽霊殺人」、
 アイフル大作戦「東京−沖縄華やかな大追跡」など
 でお馴染みの原泉さんが妖婆に扮して風間らに迫る!
 魔女伝説を利用した殺人請負グループを夫婦を装った
 風間くんと啓子さんが追い詰める潜入捜査編。
 怪奇シーンとは裏腹に風間&啓子夫妻のやりとりが
 笑いを誘う。
 偽装殺人の謎を暴いて行くキイハンターたちの活躍
 を堪能したい。
 
 
−あらすじ−
 新聞社の広告部員が啓子の目の前で「魔女が人を
 呪い殺す・・」と言って死んだ。
 彼のフィルムから<魔女クラブ>の会員名簿が出て
 来た。会員は2〜3年で莫大な利益を受けているが、
 何故か彼らの身近な人が死んでいる。
 一番新しい会員・邦彦。邦彦の伯母も心臓麻痺で死亡
 した。大金持ちだった伯母の遺産を得た邦彦に
 風間が接近。風間は魔女クラブに入会したくてたまら
 ない男に扮し、妻のケイトを殺したいと持ちかける。
 ケイトとは啓子。ハワイの大富豪夫妻に化けての潜入
 捜査。
 風間は魔女クラブの呪いの儀式に招かれ、啓子には
 殺しの手が伸びてきた。
 罠にはまった啓子は棺に閉じ込められ埋葬される・・。


 


No.72 
P−08は 
      殺しの番号  
     
        (69年8月16日放映)
 
 

 脚本・高久進  撮影・岡田公直
 監督・竹本弘一
 出演者・黒木、啓子、ユミ、風間 
 主役・風間、ユミ
 ゲスト・清水まゆみ、山本耕一、丹羽又三郎、
     ジェラールド・ティンガ、上田灯孝ほか

   

 
 ↑キイハンターモノクロ編のシナリオ
 
番組提供:ジャノメ、明治乳業、明治製菓、テイジン
   
 













 

 ☆「週間TVガイド」誌(千葉真一のピッタリ・レポート)と称
 してこの回のエピソードを含めた記事が紹介されていた。
 撮影は午前8時から新宿ABC会館から始まった。
 ゴーゴー喫茶の場面での撮影。エキストラの若い男女
 30人位を交えてのシーンである。
 千葉氏はインディアンスタイルのほか11回も服を変えて
 撮影に挑んだそうだ。フーテン族に扮した潜入捜査!
 ビルの5階からタイガースのショーの前売り券を買いに
 来ていた女子高校生に取り囲まれた千葉氏。
 「テレビで見ているみたい。男らしくてカッコイイ」。
 ラストはボタ山に追いつめられた風間くんが敵の操る
 パワーショベルと戦うというアクションだったが、シナリオ
 段階では倉庫にクレーンというシーンが予定されていた。
 東南アジアから大量の拳銃を密輸する影なき男・ミスター
 ガンマンは何者なのか?記憶喪失の女・アンナの風間
 へのほのかな恋を絡めて贈るハードボイルド・タッチの
 作品。
 
 
−あらすじ−
 ゴーゴーバーでロシアンルーレットに溺れる若者が、発射
 された弾丸で死亡した。
 黒木は事件に使用された拳銃を手にし、ユミらに
 シンガポールを拠点とする拳銃密輸組織の存在を語る。
 組織のボスはミスター・ガンマンと呼ばれるがその正体
 は一切不明。
 大量の拳銃が日本へ密輸されているらしい。
 黒木の指令で、風間はユミとともにフーテン族に扮して
 組織壊滅のためゴーゴーバーへ潜入。行動を開始する。
 ロシアンルーレットをした健という若者をつきとめ逮捕。
 所持していたルガーP08という拳銃も押収した。
 さらにハンドバッグからパスポートが出てきた。
 持ち主はアンナ・ポールというマレーシア人の物だった。
 彼女には辰野という男がすでに接近していた。
 辰野はアンナが同棲している遊佐という男の行方を
 追っていた。
 風間はアンナの部屋に行き、そこでシンガポールの
 街の写真と人形を発見する・・・。


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