プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・
No.4 顔のない男 (68年4月27日放映) |
|
脚本・池田雄一 撮影・西川庄衛 監督・鷹森立一 出演者・黒木、啓子、風間、島、ユミ / 村岡 主役・黒木、啓子、風間 ゲスト・伊丹十三、細川俊夫、真理明美ほか |
☆キイハンター設立後、彼らが最初に手がける事件。 謎めいた奇怪な事件に女捜査官・啓子と殺し屋とのほのかな恋が 絡み、事件は断崖絶壁のクライマックスへと突き進む・・・。 姿なき殺し屋の正体は・・?ミステリータッチのハードボイルド作品。 伊丹十三氏をはじめ豪華ゲスト陣が脇を固めているのも見所。 No.1から今回までの平均視聴率は当時の週間TVガイド誌によると 18%。まずまずの出だしだったようである。 多種多様な娯楽がある今なら快調な出だしと言われる数字だが、 当時としては20%以上でないとヒット作とは言えない雰囲気が あったようだ。 −あらすじ− 来日したアメリカ人・ウイルソンが深夜の駐車場で何者かによって 射殺された。警視庁の捜査は暗礁に乗り上げ、国際警察が動き出す。 村岡特別室長は黒木に極秘捜査を依頼した。 殺しの手口はプロ。殺されたウイルソンはかつて日本で燃料電池の 開発に携わっていた。 一方、黒木は科学者・矢代修作がニューヨークから帰国するという 情報を得、島を矢代家の運転手として潜入させた。 空港に矢代を出迎えた島は、接近した車から拳銃のようなものを 見てしまう。矢代は何者かに狙われているようだ。 殺しを依頼したのは矢代が所属する研究所の一員・橋爪という男と 思われた。 しかし橋爪は三年前、研究の行き詰まりを苦に自殺している筈だった。 黒木は、ウイルソンが殺される直前に橋爪から電話がかかっていた ことをつきとめる。 |
No.5 必殺の瞬間 (68年5月4日放映) |
|
脚本・高久進 撮影・下村和夫 監督・佐藤肇 出演者・黒木、啓子、風間、ユミ 主役・黒木、啓子、風間 ゲスト・西沢利明、矢代万智子、杉田康、 ハロルド・S・コンウェイ、小林稔侍、 ロバート・ダンハムほか |
☆国連事務総長暗殺を計画する組織と、阻止しようとするキイハンターの 活躍を脚本家・高久進氏のスリリングなタッチで描く。 罠、裏切り、復讐、姿も見せないプロ対プロの凄まじい戦い。 啓子さんが高所恐怖症という側面も描かれている。 『Gメン'75』でもおなじみの西沢利明氏がプロの暗殺者として黒木と 向かい合うクライマックスは見物。 尚、予告編では「国際警察」のことを「インターポール」と表現していた。 −あらすじ− 風間は刑務所に潜入した。風間が収監された監房の向かいにいる男 をマークする指令を黒木から受けていたのだ。 男の名は紅林。警視庁に殺人容疑で逮捕され収監されていた。 刑務官に化けた謎の殺し屋から紅林の命を救った風間は、彼とともに 刑務所を脱獄する。紅林の妻・ジーナは謎の組織に誘拐されていた。 一方、東南アジア紛争調停の為、世界各国を飛びまわっている国連事務 総長のジョン・エドワードが来日。 日本の政府高官と会談するための非公式な来日である。 滞在時間は、たったの4時間。その彼の暗殺計画があるという。 黒木らは国際警察特別室から暗殺計画阻止の任務を受けていたのだ。 唯一の手がかりは暗殺計画を依頼された紅林だった。 |