プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・



No.54 
それ行け 
      発狂作戦 
        
 69年4月12日放映)
 
 

 脚本・高久進、山浦弘靖  撮影・山本修右 
 監督・降旗康男    
 出演者・黒木、啓子、島、ユミ、風間  
 主役・啓子、ユミ
 ゲスト・田武謙三、ピーター・ウイリアムス、
     ユミ・ハビオカ、小林稔侍、団巌ほか

  

 
 新聞写真でしか思い起こせない作品になった。













 

 ☆作品の素材を考えても仮にモノクロ編が、
 再放送されたとしても放映が見送られる可能性
 が高いと睨んでいた作品。
 案の定、CS東映チャンネルでも欠番となった。
 「ザ・ガードマン」でも見られたが、当時のTV
 ドラマでは精神障害者の描き方が現在の
 放送コードに合わないケースが多かった。
 ユミと啓子の知力を尽くした潜入捜査を、
 軽快なタッチで描いた異色作。
 
 しかし、2017年3月7日・東映チャンネル2度目の
 放送でなんと再放送化実現!放送以来48年ぶり
 に再会!覚えていたのはラストシーン。

 精神病患者キラー(団巌)とユミちゃんの絡みが
 ほのぼのとして心に残る作風だった。

 
−あらすじ−
 犯罪組織の4人のボスが、一挙に殺された。
 殺しの容疑者は、ルドルフという男。
 彼は殺されたボスが牛耳っていた地区の
 ボスの座を狙う国際犯罪シンジケートの一員
 だった。
 ところが、殺しの現場をカメラに収めた男が
 いたのだ。男の名は内海。
 ネガと引き換えに、ルドルフから100万ドル
 を奪おうと、脅迫する。
 しかし、ルドルフの手下に追われ、病院へ
 逃げ込んだ。その病院は精神病院だった。
 事件を知った黒木は、ユミを患者に仕立て、
 啓子を女医として潜入させる。ユミはそこでキラ
 ーと呼ばれる患者と知り合う。
 内海を発見し殺しの現場を撮ったネガを探るが
 、何処にも見当たらない・・・。




No.55 
底抜け探偵 
       街を行く 
        
 69年4月19日放映)
 
 

 脚本・高久進 撮影・村上俊郎 監督・佐藤肇
 出演者・啓子、ユミ、風間  
 主役・ユミ
 ゲスト・石山律、小笠原 弘、嘉手納清美、
     久富推晴、五野上 力ほか

 
















 

 ☆前回に引き続きユミちゃんの活躍編。
 今回はコミカルな妄想シーンを取り入れての
 娯楽作品。ユミちゃんが、くノ一忍者などに
 化けての大活躍?!
 マンガの世界と現実との交錯、秘密調査員との
 淡い恋を絡めて描く。
 ユミちゃんも初期に比べて随分と肝が据わって
 おとぼけ度も増してきた。 
 当時のヒット曲「ブルーライト・ヨコハマ」などの
 メロオケも懐かしい。

 
−あらすじ−
 銀座の宝石店強奪事件。その事件に端を発した
 国際ダイヤモンド安全調査員射殺事件。
 この事件は、ユミが読んでいたマンガのストー
 リーそっくり。主人公は女探偵・パスカルユミ。
 奮い立ったユミは、啓子と風間が追っていた
 宝石強盗・峰譲治の居場所をつきとめた。
 彼は強盗団に潜入した秘密調査員で、事件の
 内偵を進めていた。
 それを知ったユミは、譲治に淡い想いを抱き
 つつ、合同捜査を開始。
 しかし強盗団の一味に捕えられ監禁されて
 しまう。
 その時、ユミはマンガを思い出し・・・。




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