プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・
No.48 死刑台から来た男 (69年3月1日放映) |
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脚本・高久進 撮影・村上俊郎 監督・佐藤肇 出演者・黒木、啓子、島、ユミ、風間 主役・全員 ゲスト・中村敦夫、渥美国泰、堀井永子、 ジェット・クリティセン、中原弘二ほか |
☆木枯らし紋次郎こと中村敦夫氏をゲストに迎 えた豪華版。 毒ガスを製造、密売する組織を暴く黒木ら キイハンター全員の活躍をスリリングに描く。 黒木が医学の知識もあるということが判明する シーンも。 組織を暴く為の最後のどんでん返しが見もの。 今回で黒木ははじめて「国際警察の黒木さん」と 呼ばれていた。いよいよキイハンターは私立探偵 風の集団から”警察の特殊機関”という側面を 打ち出してきた。 −あらすじ− 伊佐山という男から重宗博士の娘・千秋に、 五千万円の身代金要求があった。 彼女の友人で、科学者・クリスティーヌを 誘拐したという。 事件を知った国際警察は、身代金の取引 場所に黒木らキイハンターを潜ませ、伊佐山を 逮捕させた。 伊佐山は、自分の裁判の傍聴券を黒木の もとへ送ってきた。場所は東京地方裁判所。 公判中、伊佐山は一瞬の隙をつき、傍聴席に いた千秋を人質に逃走を計った! 風間と島は彼を取り逃がしてしまう。 そして伊佐山は重宗博士に要求を突き付けて 来た。国際的に使用を禁止されている毒ガス をよこせという。黒木は、伊佐山がなぜ毒ガス を要求したのか不審に思い、博士の研究所 に出向く。 そこで、黒木は重症を負った伊佐山を発見する。 いったい事件の裏に何が潜んでいるのか・・・。 |
No.49 宝石と女と殺し屋 (69年3月8日放映) |
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脚本・池田雄一 撮影・下村和夫 監督・加島 昭 出演者・啓子、島、ユミ、風間 主役・ユミ、島 ゲスト・金内吉男、夏 圭子、丹羽又三郎、 松本朝夫、日高悟郎ほか |
☆セスナ機を使ったスカイアクションシーン、 雪原での大追撃戦も迫力満点! タイアップは福島県高湯高原・花月ハイランド ホテル。劇伴もスピーディなものが多用されるよう になってきた。 この頃あたりから黒木ボス役の丹波哲郎氏の 出番が少なくなって行く。 映画「五人の軍隊」出演の為だったそうだ。 今回はユミを中心に、彼女の純真な恋と冒険を ダイヤ争奪戦を絡めて描く雪原のアクション編。 福島県裏磐梯スキー場でのロケ。 サブタイトルは黒文字。各クール毎の番組タイトル は一部白抜きではなく黒文字であった。 ★★★ ユミ役の大川栄子さんは当時、女子大在学中の 学生タレント。学業と仕事との両立を図りながらの 活躍だった。 −あらすじ− 香港から沖縄へ10億円相当のダイヤを空輸中の セスナ機が太平洋上で墜落した。 ダイヤは日本の商社がアメリカから買いつけた 工業用のものだった。 一方、風間は不審な密告電話を受ける。 飛行機は計画的な爆破による墜落で、機内には なぜかダイヤは積んでいなかったという。 密告してきた男は、国際保険調査員の兵頭と 名乗った。裏磐梯でダイヤを奪った一味が集結 するから手を貸して欲しいと言う。 現地でスキーを楽しんでいたユミと島は風間の 指令を受け、爆破事件とダイヤ強奪事件の 真相究明の為、捜査を開始。 島はマリという女をマークする。ユミはゲレンデ で出遭った渋い紳士に熱を上げ任務も上の空。 その紳士こそ、風間に密告電話を入れた兵頭 だった。 彼は島とユミに協力を依頼し、ダイヤ強奪容疑 の女・マリに近づこうとしていたのだ。 だがマリを追っていた島は彼女を見失い、 やがて一人の男の死体が発見される。 そしてユミはなぜか兵頭に捕えられてしまう・・・。 |