No.253 女体に 
       捧げる犯罪 
  
                (脚本)池田雄一(撮影)村上俊郎(監督)小西通雄
                (出演)河原崎長一郎、三条泰子、太刃川寛、中井啓輔、河合絃司、室田日出男、田川恒夫
                     山田甲一、ロルフ・ジェーサー

                
(登場レギュラー)島、ユミ/小田切・壇
             
(主役)小田切

【みどころ】
・Gメン75「追想」の原曲をメインBGMに添えた作品。この曲はもともとはドラマ「刑事さん」の劇伴。
Gメン75セミレギュラー・結城警視正の現役時代を感じながら見ても面白い。
・国際警察・小田切捜査官の電車内尾行捜査を交えたキイハンター版刑事ドラマとして楽しめる作品
Gメン75 53話・「殺人ドライブの謎」を彷彿とさせるプロット
・10年前城北大学の学友たちのあこがれだった女性の隠された虚栄心と人間関係の末路

−あらすじ− 
国際的な産業スパイ・折原徹が日本に舞い戻ってきたという情報をつかんだ国際警察特別室の小田切は
部下の壇とともに捜査を開始した。折原は10年前、城北大学を優秀な成績で卒業し一流の貿易商社へ
就職したエリート商社マンだった。その折原がなぜ産業スパイ組織の一員になったのか。

警視庁からの電話を受けた壇は、マークしていた折原がなんと死体で発見されたことを知る。
現場に出向いた小田切と壇は、所轄署捜査員から折原の死因が交通事故死だと聞かされる。だが、
小田切はどうしても交通事故死という事実を受け入れられない。折原は国際警察が追っていたシモンズが
率いる国際的な産業スパイ組織の一員。警視庁の見解とは異り、折原は何らかの事情で殺されたのでは
と睨む。現場検証していた捜査員から壇は、折原が所持していたホテルのルームキーを受け取った。

小田切は手掛かりのルームキーを持って折原の宿泊していたホテルへ向かう。聞き込みを開始した
小田切は、フロントクラークから耳寄りな情報をつかむ。折原は死ぬ前日、隣室の女性と深夜外出していた
ことを突き止める。捜査線上に浮かんだその女性は財界のボス・西条の娘、恵美。彼女は10年前、
城北大学の学生で折原とは同窓生。事件の鍵は恵美が握っていると考えた小田切は、彼女の足取りを
追って大学時代の交友関係を洗うことにした。

     



 10年のうちに
  人はみんな、変わってしまうわ・・・
 
          



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