No.248 殺し屋ども 何人でも来い! (脚本)高久進、佐藤肇(撮影)山本矩雄(監督)佐藤肇 (出演)夏八木 勲、南原宏治、池田昌子、高見エミリー、北原義郎、木村元、 河合弦司、小松陽太郎、相馬剛三、河津清三郎ほか (登場レギュラー)啓子、吹雪、島、ユミ/ 小田切 (主役)小田切、吹雪 ☆国際的な麻薬密輸ルートを追う小田切ら国際警察と、息子を殺された組織の男が 競い合うように執拗に組織を追い詰めて行くサスペンス編。 ハードボイルド・タッチの刑事ドラマに仕上がっている。組織の意外な黒幕と復讐の 鬼と化した男の生き様が見物。 父親が犯罪者とは知らずに死んだ息子と、父親の罪を知った上で生きなければなら ない娘。1972年を締めくくる見応えあるクライマックスになっている。 『Gメン75』「女子大生誘拐!」を思わせるような結末も興味深い。 −あらすじ− 国際的な麻薬密輸組織の幹部・竜岡の一人息子・譲が殺人を目撃した。 数日後、埋立地で男の死体が上がり警視庁が捜査に乗り出す。事件に麻薬組織が 絡んでいると知った国際警察特別室の小田切は捜査に合流。 死体発見現場へ出向くが、現場には竜岡もいた。竜岡の息子・譲の死体も発見され たのだった。 殺された男は組織の一員で、組織が息子も殺したことを知った竜岡は怒りに燃える。 小田切は竜岡に組織の全貌を明かすよう告げるが彼はかたくなに拒み、一人で 復讐を誓う。 竜岡の口から組織の実体が明るみになるのを恐れたボスは竜岡暗殺を企み、 弾丸を放った。小田切は竜岡を刑務所へ送り込み身の安全を確保した上で組織 を探ろうとするが、竜岡は脱獄を図る・・・。 |
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