No.233 美女と
      ドクロの
        首飾り
  
                (脚本)高久進(撮影)林七郎(監督)竹本弘一
                (出演)大塚道子、西沢利明、森秋子、北原義郎、中田博久、
            (登場レギュラー)啓子、ユミ/小田切
                 (主役)
啓子

 
【みどころ】
・女医に扮した啓子さんの密室潜入サスペンス
・籠城した犯人の拳銃を奪おうとするが気づかれアイキャッチ。2020年現在の地上波ドラマと
 違い構成が上手い。現在のドラマはCMの中に細かく刻まれていて感情移入がしずらい。
 当時のドラマは今回のように、CMに入っても次のシーンへの期待感を持続させる工夫がされ
 いるのだ。
・貴金属店襲撃犯の藤倉が麻薬中毒だった謎がクライマックスで明らかになる
・小田切さん渾身のクライマックスアクション

 
−あらすじ−
 国際警察特別室の小田切は宝石泥棒の宮坂信夫を追っていた。一年以上前に指名手配
 されていたが手がかりはつかめぬまま行方がわからなくなっていた。小田切はキイハンター
 に捜査協力を依頼し啓子とユミが動き出した。

 そんな時、貴金属店が三人組の強盗に襲撃され時価三億円の首飾りを奪われた。三人組
 の強盗は、金庫破りの名人・藤倉と暴力団の遠山、桂だったが藤倉は仲間を裏切り逃走。
 藤倉は妻・理恵のためにダイヤの首飾りを奪ったのだ。しかし、遠山と桂は藤倉の別荘を
 つきとめ押し入った。別荘にいた理恵と家政婦のぎんを人質にした遠山らは、病弱な理恵の
 命と引き換えに、もう一度同じ貴金属店を襲撃しろと脅す。
 最初に奪った首飾りは腕輪と対になっていた。腕輪強奪に失敗していた彼らは最後の仕事を
 藤倉ひとりにやらせようとする。

 再び貴金属店を襲撃した藤倉は腕輪は奪ったものの、逃走途中に麻薬の禁断症状が始ま
 り交通事故を起こしてしまう。小田切は交通事故を起こした男が指名手配中の宮坂ではない
 かとにらみ、啓子とユミを入院先の病院に潜入させた。女医に化けた啓子と見習い看護婦
 のユミは病室に行くが宮坂だと思っていた男は藤倉であることを知る。啓子とユミは盗まれた
 腕輪を押収。藤倉にダイヤの首飾りのありかを聞きだそうとする。藤倉は自分が腕輪を持っ
 て行かないと妻の命が危険にさらされている状況を打ち明ける。

 啓子は藤倉をユミに任せ、藤倉の別荘へ向かう。理恵の診察に来た女医だと告げ別荘に
 潜入した啓子は理恵とぎんに会う。一方、遠山らはなかなか戻ってこない藤倉に苛立ちを
 募らせていた。




 この別荘は

毒蜘蛛が棲む館だったのね・・・



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