No.222 東京−札幌 殺しの為の56分 (脚本)池田雄一(撮影)下村和夫(監督)村山新治 (出演)酒井脩、奈美悦子、榊ひろみ、三浦真弓、安岡力也、中井啓輔、 稲垣昭三、ロルフ・ジェーサーほか (登場レギュラー)吹雪、島、ユミ (主役)島 ☆初の北海道ロケ第一弾。今回は小樽、札幌で逃亡犯と死闘を展開する島ちゃんの 活躍編。逃亡犯・小田譲次のアリバイを信じて吹雪の制止を振り切り単身、捜査を 開始する島。No.203「突撃!ニッポンどぶねずみ強盗団」でも見せた島ちゃんの 捜査官である前に人間であるという人間性を描写したエピソード。 国際警察秘密捜査官という身分を忘れ、若者の素直な感情にほだされてしまう弱さを うまく描写している。しかしこれが島ちゃんの良いところでもある。 そんな島ちゃんの気持ちが報われるのか・・?ハードボイルドタッチのラストにご注目。 北海道警察の機動隊に包囲されるシーンは、No.208「さらば超望遠銃の標的」同様、 キイハンターでは珍しいシーン。追想アレンジの劇伴も登場。 −あらすじ− 小樽で海運会社社長が何者かに刺殺された。秘書の証言で社長の甥で、不良の 譲次が容疑者として北海道警察に追われていた。 その頃、国際警察に密輸拳銃を扱う組織のアジトが札幌にあるというタレ込みが あった。吹雪と島は札幌へ飛び、アジトのスナックを張り込んだ。 ところが島は店のマスターを尾行中、後部座席に潜んでいた逃亡中の譲次に拳銃 をつきつけられ車ごとジャックされてしまう。譲次は島とともに別荘に連れて行かれる。 そこには幼い子どもと母親・晃子が住んでいた。 別荘で、譲次は島に社長殺しの犯人は自分ではないと告げる。譲次はなぜか警察を 嫌っていた。 |
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