No.212 荒野の 棺桶作戦 (脚本)池田雄一(撮影)下村和夫(監督)小西通雄 (出演)南原宏治、西田健、桂麻紀、堀田真三、中村孝雄、ダイアン・ハイド、 ハワード・クルスベックほか (登場レギュラー)黒木、吹雪、島、ユミ (主役)島 ☆富士山麓の高原を舞台に、スリリングなカーアクションとガンアクション、そして捕われ の身となった島の緊迫した脱出劇を描く。 謎の誘拐犯一味に西田健氏。主犯ではないが、脅迫状を作る姿に危なげな雰囲気が 漂っている。当時も今と変わらない存在感が嬉しい。 冒頭の吹雪と島の射撃訓練シーンは、Gメン75No.312「口紅連続殺人事件」の立花警部 のシーンを思い起こさせてくれるが、キイハンターはエンタテインメントに徹した描写で あった。 誘拐犯に気づかれず分解された狙撃銃を組みたてる島のシーンも見所。それにしても 分解なんかしなくても取上げてしまうだけでよいのに、なかなか手間のかかることをなさる 誘拐犯である。・・深く考えずに島ちゃんの脱出劇を堪能しましょう。(^^) また、島の父親が殉職した秘密捜査官であったことが今回判明。 殺し屋を憎む心情を明かすシーンも興味深い。 いつもながら、ラストのどんでん返しも意表をついていて面白い。 かけつけた黒木ボスが島を抱き寄せるシーン。Gメン75No.218「梟の森みな殺しの夜」 の黒木警視正のような暖かさが垣間見られるシーンであった。 −あらすじ− 新型ライフルを開発した銃器メーカー・ハミルトン社の御曹司ジョージ・ハミルトンが日本 のメーカーと技術提携をする為、来日した。 ジョージは射撃の名手でもあり、富士の裾野でデモンストレーションをすることとなった。 しかしハミルトン社の技術を狙う東側某国の諜報機関は、ジョージを暗殺し会社を手中 に収めようとしていた。 情報をキャッチした黒木は、ジョージを保護。島をジョージに見立てて組織を暴く作戦を 決行。危険を察知したユミは島に一発の弾丸を加工したペンダントをそれとなく渡す。 デモンストレーション会場で、ジョージに扮した島は、組織が派遣した狙撃者に狙われる。 負傷した島は、男女3人組に誘拐されてしまう。 一方、ジョージが誘拐されたことをマスコミによって知った母親がアメリカから来日。 黒木に犯人逮捕を要請する。そんなとき、ジョージ誘拐犯から身代金一億円の要求が 黒木らのもとに突き付けられてきた。 一億円を持って指定された車に乗れという。彼らは東側組織とは関係がないようだ。 一方、捕われの身となった島は、監禁場所からの脱出を試みるが失敗、誘拐犯に 撃たれてしまう・・。 |
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