No.206 華麗な 死刑の部屋 (脚本)池田悦子(撮影)村上俊郎(監督)山内柏 (出演)松橋登、藤田みどり、角 梨枝子、加藤和夫、細川俊夫、 河合絃司、ピエール・カラメロほか (登場レギュラー)啓子、吹雪、島、ユミ 、風間 (主役)吹雪、島、ユミ ☆松橋登さんをゲストに迎えた現代版ハムレットの今回。 劇中、ハムレットのシーンを並行して挿入するという異色作。冒頭、いきなり17世 紀のデンマーク・・とテロップが流れ、本編との関連付けに思いがふくらんで行く・・ という構成が斬新だがストーリーとの絡みで賛否両論となるカットであろう。 劇中流れる『江戸川乱歩シリーズ・明智小五郎』の劇伴が懐かしい。 幻想的でハードボイルド・タッチな作風が堪能できる一作。 欲望にまみれた人間の裏表をキイハンターならではのどんでん返しを交えてスリラ ータッチで描いてゆく。 −あらすじ− ニューヨークから西条コンツェルンの御曹司・西条公彦がフィアンセ・マユコと共に 帰国した。公彦の父親・徹蔵が死んで葬式に出席する為だった。 羽田空港で公彦を迎えたのはキイハンターの島とユミだった。島たちは徹蔵が 生前、自分の財産目当てに公彦が狙われているという理由で国際警察に調査の 依頼をしていたのだった。 ユミは公彦が日本の中でも有数の財閥の御曹司であることに妙な熱意を燃やす。 島とユミは公彦の車を空港からそれとなくガードし追跡するが、西条家に到着した 公彦の車から出てきたのは何と吹雪だった。 吹雪は先回りして公彦をガードしていたのだ。西条家では公彦の叔父と名乗る男 がいた。公彦は叔父の存在を知らず不審に思う。 そんな西条家で次々と怪しげな事件が発生する・・・。 |
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