プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・
No.36 金庫に消えた女 (68年12月7日放映) |
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脚本・柴英三郎 撮影・下村和夫 監督・竹本弘一 出演者・黒木、啓子、島、ユミ、風間 主役・黒木以下全員 ゲスト・田村奈巳、八名信夫、北原義郎、水城一狼、 小林稔侍、北川恵一ほか |
☆今回はキイハンターを脅迫し、金庫破りを させた不適な犯人を追い詰めるという 都会派サスペンス。全編スリリングな仕掛けが あり手に汗握る迫力となっている。 ユミとそっくりなフーテン娘も登場するという見所 もあり。(大川栄子さんの二役) フーテン娘が風間、島に逮捕されるシーン は東京丸の内の郵船ビル前の路上でロケされ た。オフィス街の昼休みに当たった為、多くの ファンに囲まれたそうだ。 ちなみにこの頃の「キイハンター」の視聴率 は常時25%をキープするようになっていた。 原題は「金庫で朝食」。 次回予告にゲストのクレジットあり。 −あらすじ− 黒木のもとにかかって来た一本の電話。 それは身代金・一億円を要求する電話だった。 キイハンターの一員である谷口ユミを誘拐した という。 その一億円は、麻薬シンジケートのボス・本条の 金庫にあるから盗めというのだ。 緊迫した状況に置かれた黒木らの前に何と ユミが戻ってきた。 誘拐されたのはユミと、うりふたつの娘・マリだっ た。黒木はマリ救出のため、犯人の指示通り 金庫破りをする羽目になる。 一方、島とユミは新宿でマリを誘拐した のがバーテンの山岸という男であることを 突きとめる。キイハンターは事件の背後に 隠された謎と意外な犯人像を追い詰めて行く・・・。 |
No.37 殺人鬼 お呼びの時間 (68年12月14日放映) |
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脚本・池田雄一 撮影・林七郎 監督・降旗康男 出演者・黒木、啓子、島、ユミ、風間 主役・黒木 ゲスト・潮健児、桜井浩子、見明凡太郎、山東昭子、 今井健二、清川新吾、中村孝雄ほか |
☆軽快なオルガンの音楽に乗せて展開する密室 サスペンス。この音楽はカラー編No.157「キイハン ター皆殺し作戦」でも雪村いずみ氏と絡む際の劇伴 として使用されている。 <黒いバラ>をめぐってのユスリの謎。 ゆすられている者たちを繋ぐ糸は何か? 伊豆半島を舞台にした推理タッチの傑作。 黒木が、<黒いバラ>と呼ばれる男の兄貴分 に化ける華麗な潜入捜査が見物。 タイアップは「ホテル今井浜ガーデン」。 次回予告にゲストクレジットあり。 −あらすじ− 麻薬組織のアジトから一つの鍵が盗まれた。 その鍵はスイス銀行の貸金庫のものだった。 犯人は、<黒いバラ>と名乗る男。 黒木は、麻薬組織よりも早くその鍵を奪う 任務を負うことになった。 <黒いバラ>は、国外逃亡資金を得るため 掴んだ金づる全員を伊豆のホテルに集結 させる。 黒木は、島とユミを連れてホテルに潜入した が、<黒いバラ>の妻・直美の前で既に 殺されている<黒いバラ>を発見する。 何と死体は洋騎士の鎧の中に隠されていた。 そして、鍵とユスリのネタを隠したアタッシュケース がなくなっていた。 一方、<黒いバラ>にゆすられていた人間も 次々に殺されて行く。 黒木は事件の真相を探るべく、<黒いバラ>の 兄貴分として殺人鬼を焙り出すことにする・・。 |
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