No.182 秘密指令 あの墓を射て! (脚本)池田悦子(撮影)下村和夫(監督)小西通雄 (出演)岡田真澄、清水まゆみ、渡辺文雄、天本英世、真木亜沙子、 <アナウンサー>池田孝一郎−TBS− ほか (登場レギュラー)啓子、吹雪、島、ユミ、風間 / 小田切 (主役)小田切 ☆国際会議に絡む日本の外交官と、某国大使夫人とのミステリアスな過去。 中東動乱の最中、熱砂の砂漠で起きた誘拐事件。ミステリータッチのドラマ展開もさること ながら、不幸な境遇に置かれた人間と人間の心のぶつかり合いが見所。 人間ドラマとしての出来はGメン75の原点を思わせるものがあり、ハードボイルド・タッチの 秀作である。 小田切の大使館内での潜入捜査もスリル満点の映像で迫ってくる。 カーテン越しに隠れた小田切を知ってか知らずか、銃口を向けるサムソン大使のシーンは リアルタイムで見た当時の私の心に強く印象付けられるものであった。 奥の深い人間ドラマだと知ったのは、10数年を経て九州で再放送されたものを見てから であった。 「キイハンター」は10代後半から20代の若者にターゲットを絞ったドラマであったそうだが、 作品によっては大人の観賞にも充分耐え得るテーマのものが多かった。 −あらすじ− 全世界が注目する国際平和会議の席上で、5人の理事が決定した。その理事の内、一人を殺 すという暗殺予告がキイハンターの元に届いた。 選挙から3ヶ月以内に当選者の一人が死ねば、次点の候補者が繰上げ当選となる。 誰かがその椅子を狙っているらしい。 国際警察特別室の小田切は、疑惑の某国・在日大使館にダンス教師として潜入を計画。 夫人・マヤが募集したダンス教師としての潜入である。 大使のサムソンは、なぜか小田切を忌み嫌う。 マヤは、小田切が警察関係者であることを知ると、夫を暗殺者にさせないため、捜査協力を 申し出る。 ところが地下室からマヤとは似ても似つかぬ大使夫人の死体が発見されて・・・・。 |
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