No.177 殺しは キッスで始まった (脚本)池田雄一(撮影)山本矩雄(監督)山内柏 (出演)田村奈巳、今井健二、長谷川哲夫、玉川伊佐男、杉山照夫、林宏ほか (登場レギュラー)黒木、啓子、島、ユミ、小田切 (主役)小田切 ☆国家的な犯罪に挑戦する国際警察特別室とキイハンターの活躍をハードボイルド・タッチで 描く辛口の人間ドラマ。独裁政権妥打倒を目指す某国反政府ゲリラ。 祖国の民衆の自由と平和の為に仕掛けた強盗事件。それに絡む男と女の愛と憎しみ。 非情な掟に揺れ動く政府側諜報部員とゲリラの心の底にあったものは・・・。 全ての思いはセスナに乗って大空へと飛び立つ! 犯罪に手を染めなければならなかったゲリラたちを追う黒木と小田切。 また、黒木らも国際警察としての非情な任務を背負っている。追う者と追われる者との 死闘。葛藤の末選んだ道は・・・・。 犯罪に荷担した者の逃走を阻止しなかった黒木らの胸中には自由を勝ち取り平和な 国作りを願う心があった。しかし警察官としての任務に背いた十字架を自ら背負う事にもなった。 「Gメン75」とは対照的な結末であってもハードボイルドを感じさせてくれた秀作である。 −あらすじ− 国際警察特別室の小田切のもとに美紀という女性から石楠花の鉢植えが贈られてきた。 ユミが言うには、花言葉は<私は敵に狙われている>。 小田切も隅に置けないなと、黒木たちキイハンターは冷やかす。 小田切は2年前の銀行強盗事件を思い出していた。 某国のドミノ独裁政権・軍資金1000万ドルが反政府組織に奪われた事件だ。 小田切に追われた組織の党首・バベルは逃走途中、事故死したはずだった。 バベルの情婦だった美紀は、当時同志だったマリノと結婚。日本で幸せに暮らしていた。 結婚記念日、夫のマリノが何者かに誘拐された。誘拐犯は2年前の1000万ドルを 狙っていた。 美紀の家を訪れた小田切は、そこで事故死したバベルの写真を発見する・・・・。 |
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