No.166 
ヨーイドン!
    赤頭巾で殺人ごっこ

                (脚本)池田雄一(撮影)山本矩雄(監督)鷹森立一
                (出演)ジェリー藤尾、小松方正、玉川良一、田口計、曽我町子、小林稔侍ほか
                (登場レギュラー)
啓子、吹雪、島、ユミ、風間
             
(主役)ユミ


 ☆ジェリー藤尾、玉川良一両氏共演によるコメディタッチの作品。
 No.154「サギ師のみなさま ふところにご用心!」以来の共演。
 今回は、玉川良一氏演ずる気弱なスリと、ジェリー藤尾氏演ずる仲間割れした銀行強盗団の
 一味との駆け引きにキイハンターのユミが絡まって・・というコミカル・サスペンス編。
 初夏の富士急ハイランドを舞台に痛快なドラマが展開する。
 当時の人気バラエティ「ゲバゲバ90分」のような雰囲気のクライマックスが笑わせてくれる。
 160話からハードボイルドタッチの国際捜査モノが続いた分、今回は肩の力を抜いたライト
 感覚のアクションドラマ。
 
−あらすじ− 
 夜の東京。酔っ払いサラリーマン専門のスリ・雨森は、片っ端から犯行を重ねていた。
 そんな時、一人の紳士に狙いを定めたが、懐に手を伸ばしたら血が・・・!
 銀行強盗の被害者だった。犯行現場に向った雨森は、赤頭巾をかぶった男が4億円の入った
 ジュラルミンケースを整え、逃走を計ろうとしているところを目撃。
 しかし、持病の悪化の為、うずくまった赤頭巾の男を見て、現金を横取りしてしまう。
 そこへ強盗団の一味・鮫島が現れ、赤頭巾を剥ぎ取った雨森の写真を取り、<自分に身の
 危険が及んだ場合、フィルムを警視庁に送る>と脅迫し、現金の山分けを持ちかける。
 気弱な雨森は、強盗殺人の罪を被せられることに耐えられず、本物の赤頭巾と間違えられた
 まま鮫島を外敵からガードする羽目に・・・。
 そして、富士山麓で鮫島を追って捜査していたユミと出くわしたが、鮫島の命を狙う女殺し屋と
 勘違いしてしまった。
 一方、ユミは宿泊先のホテルで、鮫島の部屋を自分の部屋と間違えたことに気づかず
 くつろぐが、そこへ鮫島が戻ってきて・・・。

     



  あたしは、女殺し屋じゃない・・・・・!



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