No.165 
真珠湾から       
                 来た謎の女      
                (脚本)高久進、佐藤肇(撮影)村上俊郎(監督)佐藤肇
                (出演)宇佐美淳也、清水まゆみ、西沢利明、木村元、
                    岩本良子、岡野耕作、瞳ちえほか 

                
(登場レギュラー)啓子、吹雪、、ユミ  
             
(主役)


 ☆放送当時の激化するベトナム戦争や第二次世界大戦の史実を背景に
 フィクションを絡め、幻想的なシーンを織り交ぜながら描く国家的なハードボイルド・
 サスペンス。163話以降3話連続で送る反戦をテーマにした作品。
 真珠湾攻撃の裏にこんな真相があったかも・・と思わせながら展開する作風は
 見応えがある。宣戦布告の文書を利用し私腹を肥やそうとする国際的な謀略
 組織、戦争を回避しようとする密使をガードしながら死闘を展開する島ちゃんの
 活躍編。
 謀略組織の一員が戦場からのTVニュースを見ようとするシーンで『キャプテン・
 ウルトラ』のアクションシーンが何度も流されるという嬉しいお遊びカットも。
 舞台となったのは当時、伊豆に停泊していた人気海上ホテル「ホテルスカンジナ
 ビア」現在の近況は・・・・海の中とのこと。
 ttp://www.geocities.jp/marira2003/good_by.htm (hを頭につけてクリック)

  スカンジナビアの概要
・旧船名 ステラポラリス
・建造年 1927年
・造船所 ゴッテンバーグ造船所
・前船籍港 スウェーデン・マルメ港
・総トン数 5.105トン
・船型 クリッパーバウ型
・最大速力 14.75ノット
・全長 127メートル
・全幅 16.7メートル
・全高 44メートル(船底より)
(出典:ttp://www.geocities.jp/marira2003/good_by.htm)
 
   
−あらすじ− 
 時は1941年12月ハワイ。太平洋戦争開戦前夜、日本の外交官・紅林秀之
 の手元から宣戦布告の文書が盗まれた。そのため、日本は真珠湾攻撃という
 奇襲を仕掛け汚名をこうむる羽目となり、紅林は自殺した。
 それから30年後の1971年。
 キイハンターの吹雪はアメリカ大使館からある人物の護衛を依頼された。
 軍用機で来日したその人物の名は、ゴードン。激化するベトナム戦争の戦場に
 機密文書を持参する密命を受けていた。吹雪と島は厳重な警戒態勢を敷く。
 その紅林の娘、朝子はアメリカ大使執務室の秘書となり、叔父である財前の
 世話を受けていた。そんな時、機密文書を狙う組織の一員が朝子に叔父を
 人質に取ったことをほのめかし、文書強奪を執拗に迫る。
 しかも自殺した父親・紅林は生きていると告げる・・・。文書を盗めば会わせる
 という。
  

     



勝っても負けても 
  戦争からは何も生まれない・・




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