プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは・・・
No.30 死体を抱く人形 (68年10月26日放映) |
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脚本・高久進、佐藤肇 撮影・村上俊郎 監督・佐藤肇 出演者・黒木、啓子、島、ユミ、風間 主役・風間、ユミ、島 ゲスト・大塚国夫、服部マリ、川辺久造、宮口二朗、 ジョー・マーシャル、パトリシャ・クレベンジャー ジョーセ・トーヤほか マネキン協力・ベベ工芸 |
☆東西冷戦時代ならではの国際的なストーリー。 各国スパイの暗躍、亡命・・、現代ではあまり 馴染みが薄くなった言葉であるが、当時は リアリズムを感じさせる素材でもあった。 細菌兵器の恐怖と催眠術を操る謎の組織との 死闘を幻想的にスリリングに描いて行く異色作。 −あらすじ− 日本人科学者・早坂は、イギリスの研究所 で、抗生物質の研究に励んでいた。 しかしその課程で、人体に影響を及ぼす 細菌を生み出してしまったことに悩んでいた。 この研究成果が戦争に悪用されてしまえば、 大変な事になる・・。 ノイローゼ気味となった早坂の元へ、情報を 嗅ぎつけた東側某国のスパイの手が伸びて 来た。彼は恋人のキャシーと共に細菌カプセル を西洋人形に隠し、イギリスを脱出。 日本へ向かった。 東京に着いた早坂とキャシーは、国際警察に 保護を求め、キイハンターの風間らが護衛を 担当。早坂とキャシーは、中立国への亡命の 意志を伝え、風間らは中立国大使館へ身柄を 移すべく現地へ向かった。 しかし、細菌カプセルを狙う東西陣営のスパイ の手は中立国大使館へも伸びてきた・・・・。 |
No.31 フーテン族 強奪作戦 (68年11月2日放映) |
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脚本・多地映一 撮影・林七郎 監督・小林義明 出演者・啓子、島、ユミ、風間 主役・島 ゲスト・夏珠美、永井英明、永山一夫、有沢正子、 六本木真、石山律、ケン・サンダースほか |
☆刺激に飢えたフーテンたちが復讐に興奮 して絡むという当時の若者文化をモチーフにした 作品。 捜査を任された島が、フーテンたちに捕らえられ 窮地に陥る。啓子と風間が島を救出すべく 乗りこんで行く・・・という島竜彦を中心とした アクション編。ミステリアスな展開の行方は・・。 尚、「My baby〜」と低い声で唸るケン・サンダース 氏。どこかで聞いたことのあるお声、、と思って いたら実は『プレイガール』でも御馴染みの声の 主であった。黒木ボスはお休み。 −あらすじ− 島が街で知り合った娘・沖野千加が、島の 目前でフーテンたちに誘拐された。 千加の父親は不動産会社社長・沖野。 犯人が置いていったGI人形を見て、警視庁へ の捜査依頼を断念する。 そして脅迫電話が掛かってきた。 要求は二億円。犯人の要求に応じる沖野を 目の当たりにして、島は釈然としないものを 感じる。 島は、指定された場所へ二億円を持って行くが トランクは奪われ、千加を再び連れ去られて しまった。 犯人の狙いは何か・・・? |