No.155 
殺しの標的は       
                  鏡の中の俺      
                (脚本)高久進(撮影)山本矩雄(監督)村山新治
                (出演)藤山浩二、上田忠好、真山知子、天本英世、田口計(声の出演)
                    宮口二朗、三笠れい子、中村文弥、ロルフ・ジェーサーほか 

                
(登場レギュラー)啓子、島、ユミ、風間 /   
             
(主役)風間、壇


 ☆日本とフランスを股に駈けた国際犯罪に挑むキイハンターとパリ警察の活躍を
 ハードボイルドタッチで描くサスペンスアクション。
 ストーリーの種明かしは視聴者側に知らされているが、風間くんや壇くんがそれを
 見抜くまでの過程、見抜いた後の組織と国際警察の攻防戦が見もの。
 この手の手法は後のGメン75No.196「東京発ひかり157号のトリック」等にも継承され
 ている。
 いつもの三枚目的な雰囲気を拝し、ハードボイルドな風間くんの活躍が楽しめる今回。
 そしてラストに一捻りした結末も用意されていて痛快なアクションで締める。
 土曜の夜のエンターテインメント「キイハンター」らしい展開は見るものを冒険の世界へ
 と引き込んでゆく。非情な結末に希望を沿えて幕を閉じるラストショットも印象的。
    
−あらすじ− 
 キイハンター・風間の下へパリ警察のギャラン警部から連絡が入った。
 パリのインターナショナル銀行を襲撃し、20億円相当の金を強奪、日本へ逃亡した
 ロベールをマークしているという。
 ギャラン警部と合流した風間は、ロベールを逮捕。彼は奪った金を地下銀行の秘密
 ルートに流し日本へ持ち込んだという。ロベール逮捕の事実を知った秘密ルートの
 幹部・藤城らは組織に捜査の手が伸びることを恐れ、ロベールの口封じを計画。
 パリに送還される前に殺そうとする。
 藤城らは国際警察に知られること無く、ギャラン警部を誘拐した。
 捜査を開始した風間と壇だが、事件から2日後、ギャランは日本人妻のいる山荘に
 戻って来た。しかしギャランの飼い犬はなぜか異常に吠え立てる・・・。
 

     



ギャラン警部なら、
     怪しまれずにロベールに近づける・・




                                          ☆戻る

                                          ☆TOPへ戻る