No.154 サギ師の皆さま ふところにご用心! (脚本)小山内美江子(撮影)瀬尾脩(監督)山内柏 (出演)ジェリー藤尾、玉川良一、穂積隆信、木村元、加賀ちかこ、団次郎ほか (登場レギュラー)啓子、島、ユミ、風間 (主役)啓子、島 ☆千葉・鴨川でのロケ。タイアップは「鴨川グランドホテル」。 前回の予告編タイトルは「サギ師の皆さま 懐ろにご用心!」。本編ではなぜか文字の変更が なされた。 今回の目玉はコミカル作品でお馴染みのジェリー藤尾、玉川良一両氏の夢?の共演。 お互いの持ち味を存分に出し切った演技が面白い。 某国夫人と接触するはずの特使は何処にいるのか?本物と偽者、勘違いが絡み合っての 諜報戦。核兵器開発に繋がる地下資源をめぐって暗躍するグループに操られる二組のスリと 啓子らの闘いをユニークなタッチで描く。 当時の話題としては野際陽子氏のファッション。ベスト・ドレッサーとして有名だった氏のサリー 姿が週間TVガイド誌に触れられていた。サリーを身にまとい「どう、すてきでしょう」と、ひとり ご満悦だったとか。 −あらすじ− 某国公使夫人が千葉の鴨川へ来ることになった。表向きはお忍びの来日だったが、実はアメ リカの特使から機密フィルムを受取るのが目的だった。 そのフィルムは東西の諜報機関が狙っているもの。時価十億円のこのフィルムを狙って二組の スパイグループが動き始めた。一組は”地下鉄トム”と異名を取るスリの達人を手下にした吉崎 とマサ。もう一組は、同じくスリの達人”仕立て屋金次”を仲間に引き入れた立野と村田。 二組が鴨川へ向かい公使夫人をマークしはじめたが、夫人は何と啓子だった。 啓子らキイハンターは夫人の護衛にあたって極秘作戦を展開していた。啓子を見た仕立て屋 金次は逃げた妻・ヨシコと勘違いして・・・。 |
|