No.145 ギャング対Gメン 自動車レース (脚本)池田雄一(撮影)東光一(監督)山内柏 (出演)ジェリー藤尾、上田吉二郎、大泉滉、潮健児、 三笠れい子、青空あきお、青空はるお、団巌ほか (登場レギュラー)啓子、吹雪、島、ユミ (主役)島 ☆ヘリコプターやカーアクションを駆使したダイナミックなコミカルアクション編。 囚人護送車が郵便トラックにクルマを塗り替えて逃走するシーンが笑わせてくれる。 魚眼レンズを駆使し登場人物の表情をデフォルメするように捉える東光一カメラマンの テクニックが漫画タッチで面白い。パトカーに追われる島に近づいた若い女性が、 「あんたは8マン?それともガードマン?」島「肝心なことを忘れちゃ困るよ、キイハンター」 と告げるセリフ。「姿三四郎よりも強い!」と裏番組にさりげなくエールを送ったGメン中屋 刑事のセリフを思い出してしまう。(No.175「香港カラテ対Gメン」) 革命の名のもとで行われる戦争や、官憲の不祥事のもみ消しなど風刺をチクリと利かせ たところも見所。 ちなみに大使館として使われた建物は、Gメン75No.166「女医の告白」のニコライ通商 部と同じ建物である。 −あらすじ− 軍事革命に狂った某国副大統領が独裁政権樹立の為に大使館に保管してある資金・ 20億円に目をつけた。この金は某国の平和主義者が使おうとしていたが、副大統領が 大いなる野望遂行の為、国際的な大泥棒・ペイント赤木を雇い横取りを企んでいた。 某国大使は村岡室長に20億円のガードを依頼したが、キイハンターに任された。 大使館へ出向いた島と吹雪らは、大使が既に脳溢血で死んだことを告げれる。 大使館に葬儀屋が現れたが、赤木とその仲間だった。大使館に潜入しまんまと20億円 を盗み出した。そして警視庁の非常線を突破しようと霊柩車を走らせる。 だが、今度はそれを島たちが奪い返し、副大統領の武器取引を阻止するという作戦に 打って出た。島と吹雪が検問の警官に化けて赤木らに近づいたが・・・・。 |
|