No.133 私の首を 
      返して頂だい 
  
                (脚本)高久進、佐藤肇(撮影)瀬尾脩(監督)佐藤肇
                (出演)ジェリー藤尾、石井富子、高橋昌也、原良子、穂積隆信、
                     団次郎、中村孝雄、武藤章生、フランツ・グルーバー
                    河合絃司、相馬剛三、五野上力、団巌、山本マミ、桂木ジュン、
                    ジュリアン早川、ローザ山口ほか

                
(登場レギュラー)啓子、ユミ、島 
             
(主役)ユミ
             
−調査協力−NWP夏目プロダクツ、臼井隆様

 ☆再放送(CS・ファミリー劇場)欠落作品。
 生体実験により首だけで生かされている男とキイハンターのユミとのメルヘン・ホラー。
 この作品も現代の放送コードに抵触したためであろうか、私もリアルタイム以来見た
 ことがない。
 (但し、臼井隆様の情報によりますと、愛知では1度再放送されていたようです。
  夕方4時頃の再放送だったため数話見逃した作品があり、おそらくこの再放送も
  その内の一つと思われます。)

 
☆シナリオ#134「私の首を返して頂だい」☆

 

 
 

 2017年12月12日・衛星放送【東映チャンネル】で放送実現
 クライマックスは横浜ドリームランドのロケ。
 この作品は本放送でも見逃した作品で、47年ぶりの
 初見。前回の東映チャンネル放送では欠番となったが、どこが放送コードに
 抵触したのか首をかしげる作品。
 首だけになった眉村(ジェリー藤尾)とユミちゃんが語り合うシーン。ガラスケース
 を介して撮影したシーンだが変顔タッチになってしまい面白い。
 制作現場ではさぞかし笑われたと思われる。
 首がつながり生き返った眉村役・ジェリー藤尾の歌も楽しめる快作。

 ちなみに劇中で語られたモスクワでの犬の生体実験は1950年代に
 本当に行われていたらしい。
>>詳細はこちら

−あらすじ− 
 来日中の某国の皇太子・メロン殿下は、世界的プレイボーイとして知られている。
 ところがその殿下が、こともあろうにホテルの一室で、クラブのヌードダンサー・リリー
 とお楽しみ中に暗殺された。
 彼は、日本政府と共同で建設する石油コンビナートの調印のために来日していたの
 だ。
 護衛に当たっていた秘密警察ナセル長官は、犯人を目撃していた。
 それは殿下がつき合っていたリリーの振付師で、恋人の眉村だった。
 だが、ナセルは何故か犯人を知らせない。犯人は上がらぬままに、事件は国際警察
 の手に委ねられた。
 キイハンターが調査するうちに、暗殺の現場を目撃したものがいることをキャッチ、
 早速ユミたちは犯人と思われる男・眉村の行方を追う。
 しかし眉村は、暗殺のあった同じ夜、何者かによって既に殺され、首無し死体で
 発見された。その後、眉村の死体を運び去った救急車だけが発見された。
 ユミはその救急車がある病院のものであることをつきとめ、看護婦としてその病院に
 潜入した。ところが、その病院では、恐るべき研究が行われていたのだ。
 ユミが忍び込んだ部屋には、眉村の生首が保管されていた。
 ユミがその保管装置に近づくと、何と眉村の首が目を開いたのだ・・・。
 
    



裁判長!教授が行った手術は
    整体実験ではありません! 




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