No.121 地獄の待合室 
        から来た男 
  
                (脚本)高久進(撮影)村上俊郎(監督)小西通雄
                (出演)西尾三枝子、長谷川哲夫、丹羽又三郎、杉江廣太郎、中村孝雄、
                     オスマン・ユセフほか

                
(登場レギュラー)啓子、島、ユミ、風間 / 村岡室長、小田切、壇
             
(主役)小田切、壇


 ☆「Gメン75」でもお馴染みの名セリフ、<殺しては罪が軽すぎる・・・>。
 実は「キイハンター」でも使われていた名セリフでした。(^^)
 今回は、特別室の3人が中心となって、風間らが援護にまわるというパターン。
 事件の黒幕を焙り出そうとする特別室捜査官だが、何と小田切に捜査情報漏洩疑惑が
 浮上。村岡室長や壇に追及されるわけだが、ドラマの雰囲気はワケありであろうと思う
 視聴者に対し、本当に小田切が裏切ったのでは・・・と疑いたくなる要素を振り撒いている。
 初めてこの作品を見た時は、実に衝撃的であった。
 ドラマ構成の巧みさは、乗りに乗った高久進氏の水準の高さを物語っている。
 クライマックスの敵味方入り乱れての格闘アクション。今回は無い方がドラマが引き立った
 と思う。
 テーマは「Gメン75」の原点とも言えるもの。再び再放送される時はぜひお見逃しなく。
  
−あらすじ− 
 深夜、国際警察武器保管所が何者かに襲撃され、大量の銃器が強奪された。
 一味の内、二名を逮捕。武器庫の管理責任者は、辰野刑事だった。
 国際警察特別室の小田切と壇は、銃の奪還を辰野に誓い、捜査を開始する。
 だが逮捕された男らは、黙秘権を立てに口を割ろうとはしない。
 武器を奪った組織は、口封じのため逮捕された二名の暗殺を計画。情報屋の峰島を使い
 囚人護送車の護送ルートを探ろうと行動を開始する。
 一方、峰島は小田切とも接触し、武器保管所を襲撃した組織の情報を流そうとする。
 その後、護送中の二名は組織の手で狙撃され死亡。
 護送ルートは小田切しか知らないことに疑問を持った壇は、小田切を尾行。
 峰島と落合う現場を目撃するが、何と、小田切はいきなり峰島を射殺してしまった。
 過剰防衛に問われた小田切は、村岡室長の取調べを受けるが、国際警察員の身分証明
 証を机に置き、部屋を出て行く。
 だが、再び戻ってきた小田切は、村岡室長に向って弾丸を発射した・・・!

     



   殺しては罪が軽すぎる。
     裏切り者の烙印を背負って生きて行くんだ・・。




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