No.115 
  復讐は
            夜ニヤニヤ笑う
  
                   (脚本)高久進(撮影)岡田公直(監督)竹本弘一
                   (出演)岩本多代、真屋順子、近藤宏、上野山功一、宮口二朗、
                        ロルフ・ジェーサーほか 

                   
(登場レギュラー)啓子、吹雪、島、ユミ / 小田切
               
(主役)吹雪、小田切、壇


 ☆秘密のベールに包まれた富士山麓の山荘を舞台にした密室サスペンス。
 人質にされた病弱な女性と秘密文書を巡る極秘取引に挑む吹雪、壇のスリリングな活躍。
 西側某国の権威失墜を狙う極東某国の思惑が絡み、事件は意外な展開を見せる。
 前半のスリリングな密室劇から、クライマックスは宮内洋氏によるセスナ&カーアクション!
 一部特撮も交えてのスリリングなシーン。<
No.239でも宮内アクションが炸裂!
 山荘からセスナが待機する飛行場へと舞台は移るが、その時に流れるBGMが何とも言えず
 良い。重厚かつ鮮烈な音楽はクライマックスを盛り上げて行く。
 No.130「縛り首の木のある家」のクライマックスでも使われている曲である。
 「キイハンター」のみならず、当時の近藤照男プロデューサー制作ドラマは、音楽、選曲が
 他の番組と比べ抜きん出ていた。選曲スタッフや、作曲家・菊池俊輔氏の腕によるところが
 大きい。(当時は−選曲−スタッフがEDでクレジットされていなかった。)
 新鋭アクションスター・宮内洋氏の体当たりアクションは必見。痛快な娯楽大作に仕上がって
 いる。カラー版キイハンターが最も活き活きしていた1970年夏のハードアクション!
 大阪万博で沸きかえる好景気という時代背景。内容も、より一層国際的、国家的なムードを
 取り入れていた。既にCSでの再放送は終わっているが、再度放送される時は、お見逃しなく。
 
−あらすじ− 
 日本近海にある西側某国の軍事基地に隠されている細菌と毒ガスの秘密兵器。この恐ろしい
 兵器を廃棄する為の輸送計画が国際警察に持ち込まれた。
 その輸送ルートが記された秘密文書を狙う黒覆面の男。
 彼は3人のギャングを雇い3億円の成功報酬で書類を奪うよう指令を下す。
 小田切と壇は、秘密文書を持った外交官を羽田空港まで護衛すべく車を走らせるが、3人組
 の襲撃を受け外交官が死亡。秘密文書も奪われてしまった。
 小田切と壇は、ギャングに顔を知られてしまったため、キイハンターに合同捜査を依頼。
 吹雪が動き出す。
 一方、3人組のギャングは黒覆面の男へ秘密文書を渡すことなく、反旗を翻し、さらなる要求
 を突きつける。
 その極秘取引をキャッチした吹雪は、取引現場である山荘へと向う。
 誰もいないはずの山荘には、病弱な女性と看護婦がいた。
 そこへ3人組が乗り込んで来た・・・。

     



     呪われた山荘・・・?!
             



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